大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 本試 数学Ⅱ 第4問 解説
(1)
とかける。
これを計算して、
解答ア:1, イ:7, ウ:2
(2)
となる。
なので、上の筆算の赤い部分は
である。
よって、
解答エ:2, オ:6
また、
解答カ:3
(3)
方程式
つまり
が異なる2つの虚数解をもつときを考える。
つまり
だから、このときの
となる。
解答キ:-, ク:2, ケ:6
また、
解と係数の関係より
とかける。
解答コ:-, サ:3
これを
に代入すると
となって、
ができる。
これを解くと
より
となる。
このうち、
求める
である。
解答シ:2
これを式Bに代入すると、このときの方程式
より
であることが分かる。
この方程式の解は、解の公式より
解答ス:-, セ:1, ソ:2
(4)
これまでの作業をまとめておこう。
とかける。
なので、
方程式
つまり
の解は2つの異なる虚数解で、
である。
方程式
つまり
の判別式
である。
この3つを材料にして(4)を解くんだけど、その前にひとつ確認しておこう。
復習
係数が実数である
であるとき、これと共役な複素数
も
復習より、
式Aの2つの値の一方が
したがって、このとき
となるから、
とかける。
よって、このとき、
である。
ここまで来れば勝ったも同然だ。
残りのタ~ニを片付けてしまおう。
これは
のとき。
解答タ:-, チ:2, ツ:6
3つの解に含まれる虚数解は、式Aの2個。
解答テ:2
これは、
上で考えたように、このときの
である。
解答ト:-, ナ:1
上記以外のとき、
さらに
のとき、
になる。
よって、
解答ニ:2