大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 本試 数学Ⅰ 第2問 [1] 解説
解説
問題文中の図1の△
だけど、
とかける。
三角比の表を見ると
とあるから、式Aは
と表せる。
なので、
とおくと、
となる。(図A)
ところが、この図は水平方向と鉛直方向の縮尺が異なっている。
水平方向の縮尺は | |
鉛直方向の縮尺は |
なので、
より
鉛直方向の縮尺
である。
よって、図Aを鉛直方向(縦方向)に
以上より、実際に地点Aから山頂を見上げる角は 図B中の
アドバイス
問題文では、図Bの点Bと点B'を区別せずに 両方を「B」と呼んでいる。
問題文中、
図1より前に出てくる「B」は、図Bの点B
図1より後に出てくる「B」は、図Bの点B'
にあたる。
ここまで分かると勝ったも同然だ。
まず、
上のアドバイスに書いたように、問題文中には
これまでに考えたことから、
よって、
ところが、回答欄は
で、小数点以下は3桁だ。
なので、式Bを小数第4位で四捨五入して、答えは
である。
解答ア:0, イ:0, ウ:7, エ:2
さらに、三角比の表を見ると
よって、
だから、オの回答群のうち
②
が正しい。
解答オ:2