大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 本試 数学Ⅰ 第1問 [2] 解説
ア~セ
以下の解説では、
二次方程式
に解の公式を使うと、
解答コ:2, サ:4, シ:2
この式の赤い部分を
とおくと、解の公式の根号の中は判別式なので、式Bは式Aの二次方程式の判別式にあたる。
よって、
二次方程式
で同様の作業をすると、この方程式の判別式は
となる。
よって、
以上をまとめると、表Aができる。
関数Aが | ||||
---|---|---|---|---|
もたない | もつ | |||
| ||||
関数Bが 共有点を | もたない | |||
もつ |
「ふたつの二次関数の少なくとも一方は
つまり
解答ス:3
スが成り立たないのは、表Aの緑以外の部分。
つまり
解答セ:0
である。
セの別解
セはスの否定なので、
とかける。
これは、ド・モルガンの法則から
より
と表すことができる。
解答セ:0
ソ~チ
ここからは、背理法での命題Bの証明だ。
つまり、
ならば、
である。
解答ソ:1
また、式Bと式Dを辺々たすと、
この式の赤い部分に
を代入すると、
と表せる。
解答タ:1
これはさらに
であることが分かる。
解答チ:3
よって、
ならば
である。
以上より
よって、