大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 本試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
(1)
を
より
と変形できる。
よって、この不等式が表す領域
中心が
解答ア:2, イ:5, ウ:5, エ:3
(2) (i)
(1)から、点
領域
図Aのように、点
よって、
は点
解答オ:0
(2) (ii)
を
に代入するということは、この2つの式を連立方程式として解くということ。
なので、その解は
2つの図形の共有点の座標
である。
円と直線が接するとき、共有点は1個。
なので、連立方程式の解も1個になる。
以上より、直線
解答カ:0
(2) (iii)
図Bのように、点
また、
とかける。
ここで、点
なので、
解答キ:1, ク:2
キクの計算で分かるように、直線と
と表せる。
これは直線の傾きに等しい。
同様に、次に問われている
いま、図Bのオレンジの三角形と青い三角形は合同だ。
詳しく
図Bで、
これらを組合せて、△
三辺が等しい
二辺と間の角が等しい
直角三角形で、斜辺と他の一辺が等しい
などの証明ができる。
よって、図Bの
●
だから、
となる。
以上より、接線
である。
解答ケ:1
(2) (iv)
で、
ここでは両方解説して、さらに別解をひとつ紹介しておく。
(ii)の方法
(ii)の方程式
が重解をもつときの
式Aが重解をもつのは、判別式
のとき。
途中式
これを整理すると、
よって、
だけど、
である。
解答コ:4, サ:3
(iii)の方法
(iii)より
これを使って
ここで、2倍角の公式の復習をすると、
公式
だった。
公式の式Bより、
これに
解答コ:4, サ:3
別解
先に点と直線の距離の公式を復習しておこう。
公式
直線
と
点
の距離
だった。
この問題では、図Cのように、
点
直線
なので
と変形できる。
よって、点と直線の距離の公式から、
と表せる。
途中式
これを整理して、
両辺を
左辺の分母を払って、
両辺を2乗して、
である。
よって、
となるけど、
である。
解答コ:4, サ:3
最後は、
これまでの作業から、図Dのような関係が分かっている。
直線
また、領域
なので、
以上より、求める
の範囲にあればよいことが分かる。
解答シ:5