大学入学共通テスト 2023年(令和5年) 追試 数学ⅠA 第1問 [2] 解説
(1)
まず、
なので、
とかける。
これを変形すると
よって、
である。
解答サ:1, シ:4
(2)
詳しく
三角形の内角
例えば
ついでに確認しておくと、この2つの角をたすと
この問題では、
なので、
ここで、
以上を図にすると、図Bのようになる。
図Bを説明すると、
紫の角のとき、辺
青い角のとき、辺
図Bの紫または緑の線と、青またはオレンジの線の交点が 頂点
交わらないと頂点
なので、辺
一方、紫の線も緑の線も青い線と交わるから、辺
以上より、△
紫と青と黒
緑と青と黒
の2通り考えられる。
これを図にすると、図Aだ。
(i)
△
と表せる。
これを計算して、
より
である。
解答ス:2
(ii)
次は
△
とかける。
ここで、
なので、式Aは
式B
と表せる。
図Aのふたつの三角形で、面積が大きいのは左側。
この三角形の場合、
だから、
だ。
なので、(1)で求めた
のうち、この三角形に当てはまるのは
である。
これを式Bに代入して、
これを解いて
途中式
だけど、
である。
解答セ:2, ソ:3
(3)
(2)(i)と同様に考えて、正弦定理
に
を代入すると、
より
となる。
なので、このときの三角形は
だから、(2)(ii)の
はそのまま使える。
式Bを変形すると
となる。
解答タ:1, チ:3
アドバイス
ここで、突然 面積
式Cを使うことは想像がつく上に、
ということは、式Cの両辺を2乗して
とするのだ。
こうなると、次に考えられることは
を使って
この方針でやってみよう。
アドバイスの方針で
となる。
この式を使いたい。
ということは、きっと、三角形の面積の公式のうち
を使うんだろう。
この式の両辺を2乗すると
これに式Dを代入して、
途中式
とかける。
解答ツ:9, テ:1, ト:6, ナ:5, ニ:8
式Eのグラフは、上に凸の放物線だ。
なので、頂点が定義域に含まれれば、
というわけで、頂点の
式Eを平方完成するのは面倒なので、
復習
を使う。
復習より、式Eのグラフの頂点の
ここで、
だけど、
なので
なので
だから
より
となるので、
よって、
のとき。
解答ヌ:5, ネ:9
このとき、
より
だけど、
である。
解答ノ:5, ハ:3
以上より、△
のとき、面積
このとき、
なので
だから、
解答ヒ:2
なので
だから、
解答フ:0
であることが分かる。