大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 追試 数学Ⅱ 第3問 [2] 解説

(1)

最初に、グラフの移動について復習をしておこう。

グラフの移動の復習

平行移動

図A
大学入学共通テスト2022年追試 数学Ⅱ第3問[2] 復習図A

図Aのように、グラフy=f(x)
x(xp)に変えると、グラフはx軸方向にp平行移動 y(yq)に変えると、グラフはy軸方向にq平行移動 する。

軸に関して対称移動

図B
大学入学共通テスト2022年追試 数学Ⅱ第3問[2] 復習図B

図Bのように、グラフy=f(x)
x(x)に変えると、グラフはy軸に関して対称移動 y(y)に変えると、グラフはx軸に関して対称移動 する。
よって、
x(x)に、y(y)に変えると、グラフはy軸とx軸両方に関して対称移動するから、原点に関して対称になる。

y=xに関して対称移動

図C
大学入学共通テスト2022年追試 数学Ⅱ第3問[2] 復習図C

図Cのように、グラフy=f(x)
xyを入れかえると、グラフはy=xに関して対称移動 する。

23=(32)1
なので、
y=(23)x

y={(32)1}x
y=(32)x
と変形できる。

この式は、
y=(32)x
xxに変えたもの。

よって、復習より、
y=(32)xのグラフとy=(23)xのグラフはy軸に関して対称 である。

解答ク:1


さらに、指数と対数の関係について復習だ。

復習

logab=c ac=b
0<a0<b

復習より
y=log32x

x=(32)y
と変形できる。

この式は、
y=(32)x
xyを入れかえたもの。

よって、グラフの移動の復習より、
y=(32)xのグラフとy=log32xのグラフはy=xに関して対称 である。

解答ケ:2

(2)

せっかくだから、対数関数の形の復習もしておこう。

復習

y=logaxのグラフは、次のような形だ。

大学入学共通テスト2022年追試 数学Ⅱ第3問[2] 復習図

y=12のとき、
y=log25x

12=log25x
とかける。

これを変形すると
x=2512
x=25
x=5
となる。

よって、y=log25xのグラフは、点
(5,12)
を通る。

解答コ:5

また、1<25なので、y=log25xのグラフは復習の右側のグラフのような形だ。

よって、このグラフは
xの値が増加するとyの値も増加する x=1の1点でx軸と交わる ことが分かる。

解答サ:1


y=12のとき、
y=log14x

12=log14x
とかける。

これを変形すると
x=(14)12
x=14
x=12
となる。

よって、y=log14xのグラフは、点
(12,12)
を通る。

解答シ:1, ス:2

また、14<1なので、y=log14xのグラフは復習の左側のグラフのような形だ。

よって、このグラフは
xの値が増加するとyの値は減少する x=1の1点でx軸と交わる ことが分かる。

解答セ:3


まず、12log2572の大小から考えるんだけど、
より
12=log255式A
なので、代わりに
log255log2572を比べよう。

より、y=log25xのグラフは、xが大きいほどyも大きい。
よって、log255log2572は、真数部分が大きいlog255の方が大きい値だから、
log2572<log255
であることが分かる。

これに式Aを代入して、
log2572<12 である。

12log1438の大小も、同様に
より
12=log1412式B
なので、代わりに
log1412log1438を比べよう。

より、y=log14xのグラフは、xが大きいほどyは小さい。
よって、log1412log1438は、真数部分が大きいlog1412の方が小さい値だから、
log1412<log1438
であることが分かる。

これに式Bを代入して、
12<log1438 である。

以上より、3つの数の大小関係は
log2572<12<log1438 である。

解答ソ:3

別解

グラフを使わずに解くと、次のようになる。
こっちの解き方の方が自然かも。


1<25なので、
72<5
から
log2572<log255
とかける。

これに、で考えた
log255=12
を代入すると
log2572<12 と表せる。

14<1なので、
38<12
から
log1438>log1412
とかける。

これに、で考えた
log1412=12
を代入すると
log1438>12 と表せる。

以上より、3つの数の大小関係は
log2572<12<log1438 である。

解答ソ:3