大学入学共通テスト 2022年(令和4年) 追試 数学ⅡB 第1問 [2] 解説
(1)
最初に、三角比の拡張の復習から。
復習
原点から角度
このとき、
単位円との交点の
だった。
いま、
なので、
問われているのは
のときなので、
よって、図Aより、
である。
解答テ:0
したがって、
解答ト:7, ナ:4
さらに、三角比の相互関係の復習をしよう。
復習
とかける。
これを
となる。
いま、
なので、
だ。
よって、式Cのうち
は不適。
求める
である。
解答ニ:8
この式と
とかける。
これを
である。
解答ヌ:a
(2)
まず、
2倍角の公式より
公式
なので、
と表せる。
いま、
なので、
より
とかける。
これに式Dを代入して、
である。
解答ネ:2
次に、
加法定理より
なので、
と表せる。
ここで
とおくと、式Eは
とかける。
いま、
つまり、図Bの
このとき、
解答ノ:4
(3)
(2)と同様に考えると、
と表せる。
今回も
とおくと、式Fは
とかける。
いま、
より
なので、式F'のグラフは、
よって、
以上より、
のとき。
なので、
の2個存在する。
解答ハ:2