大学入学共通テスト 2024年(令和6年) 本試 数学ⅠA 第4問 解説
はじめに
ここでは、
それについてはこのページで解説してあるので、自信がない人は下の解説を見る前に読んでほしい。
最初に確認しておくと、それぞれのタイマーの表示は、
T3:経過時間を
これを頭に入れて、問題を解こう。
(1)
T6の表示は、経過時間を
ということで、経過時間の
その商をまた基数の
この計算ででた余り(赤文字の部分)を右から順に並べた
が、
以上より、
である。
解答ア:1, イ:0, ウ:4
T4の表示は、経過時間を
ということで、
ここでは、
なので、
これを
アイウを求めたときと同様の作業をすると、次のような計算になる。
この計算ででた余り(赤文字の部分)を右から順に並べた
が、
以上より、
である。
解答エ:1, オ:0, カ:3
別解
上の解では、
この方法はどんな場合でも使えるからおすすめだ。
一方で、この問題のような
別解ではその方法を説明する。
使いどころが限られるから、興味がない人はスルーしても大丈夫。
例として、
いまは
このとき、
区切る場所の基準は小数点
小数部分がちょうど
となって、整数部分が
各ブロックが変換後の
したがって、変換後の
次に、それぞれのブロックごとに、
ピンクのブロックの
変換先の基数
なので、一番上の桁は
緑のブロックの
なので、2番目の桁は
青いブロックの
なので、小数部分は
以上より、
である。
以上より、下のような関係が成り立つことが分かる。
この方法で問題の
となって、3個のブロックに分けられる。
ブロックが3つできたので、変換後の
この3つのブロックをそれぞれ
ピンクのブロックの
だから
よって、
と表せる。
解答エ:1, オ:0, カ:3
(2)
T4の表示は、経過時間を
なので、スタート後
とかける。
つまり、T4の表示は
したがって、スタート後初めてT4の表示が
であることが分かる。
解答キ:6, ク:4
同様に考えると、T6の表示は、スタート後
とかける。
したがって、T4の表示は
以上より、T4とT6のタイマーの表示が両方とも
なので、
だ。
よって、スタート後初めてT4とT6の両方の表示が
である。
解答ケ:1, コ:7, サ:2, シ:8
(3)
T4の表示は、経過時間を
なので、T4の表示が
経過時間
これを
キクより、
解答ス:6, セ:4, ソ:6
よって、整数
より
とかける。
T3についても同様に考えると、T3の表示が
経過時間を
これを
経過時間を
タイマーがスタートしてから
より
とかける。
ここで問われているのは、初めてT3とT4両方に
つまり、式A,Bで表した
式A,Bから
より、一次不定方程式
ができる。
式Cの解をひとつ見つけて 式Aまたは式Bに代入すると、T3とT4両方に
ということで、式Cの解をひとつ見つけよう。
方法は、お約束の互除法だ。
これを「=余り」の形に変形して、
式D4'に式D3'を代入して、
これに式D2'を代入して、
これに式D1'を代入すると
となる。
この式が式Cと同じ形になるように、両辺に
とかけるから、
は方程式Cの解のひとつだ。
解のひとつが見つかったから、経過時間がひとつ分かる。
式Eを式Aに代入すると
また、
キクで考えたように、T4は
秒ごとである。
よって、
以上より、T3,T4の表示が初めて同時に
であることが分かる。
解答タ:5, チ:1, ツ:8
T6についても同様に考えると、T6の表示が
経過時間を
これを
経過時間を
タイマーがスタートしてから
より
とかける。
さっきと同じように、式Aと式Gから一次不定方程式をつくると
より
となるけど、
よって、T4とT6が同時に
③
である。
解答テ:3