大学入学共通テスト 2024年(令和6年) 本試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
(1)
以下、問題文より
(i)
なので、
を通る。
解答ア:3
となる。
したがって、
を通る。
解答イ:1, ウ:0
(ii)
ここで、
復習
復習より、
を通る。
解答エ:1, オ:0
(iii)
まず、
(ii)で考えたように、
なので、選択肢の②~⑤は不適。
となるから、
を通る。
これにあてはまるのは、選択肢の
⓪
のグラフである。
解答カ:0
次に、
を変形すると
とかける。
よって、
ここで
なので
だから、
式A
であることが分かる。
よって、3つのグラフは、つねに
にある。
これにあてはまるのは、選択肢の
⑤
のグラフである。
解答キ:5
別解1
別解1の解説の前に、グラフの平行移動の復習をしておく。
復習
を変形すると、
より
とかける。
なので、復習より
ここで
なので、
したものだ。
したがって、3つのグラフは、つねに
にある。
これにあてはまるのは、選択肢の
⑤
のグラフである。
解答キ:5
別解2
別解2の解説の前に、グラフの拡大縮小の復習をしておく。
復習
は、
なので、
になっている。
したがって、3つのグラフは、つねに
にある。
これにあてはまるのは、選択肢の
⑤
のグラフである。
解答キ:5
(2)
(i)
指数と対数の関係を復習しておくと、
復習
だった。
復習より、
とかける。
なので、求める図形は
これにあてはまるのは、選択肢の
②
のグラフである。
解答ク:2
(ii)
不等式
は、中辺が対数で、右辺と左辺が対数じゃない。
この形だと比較しづらいから、右辺と左辺を対数にしよう。
を式Dに代入すると、
となって、全部の辺が対数になった。
いま,
と変形できる。
式Eの表す範囲は、
式Fの表す範囲は、
以上より、求める領域にあてはまるのは、選択肢の
②
である。
解答ケ:2