大学入学共通テスト 2023年(令和5年) 本試 数学ⅡB 第2問 [2] 解説
(1)
定積分
解答タ:1, チ:8, ツ:0
また、不適積分
を計算すると、
解答テ:3, ト:0, ナ:0, ニ:1, ヌ:2, ネ:5
(2) (i)
問題文は長いけれど、問われているのは、単に
となる
図でいうと、図Aの緑の部分の面積が
式Bはそのまま積分してもいいんだけど、(1)の作業を使うと、式Aより
なので、式Bの左辺は
この値が
より
とかける。
式Dを解くんだけど、真面目に解く必要はなくて、
(1)より
なので、
なので、正解は①~⑦のどれかなんだけど、まずはちょうど真ん中の④でやってみよう。
式Dの左辺の
大きければ、正解は①~③のどれか
小さければ、正解は⑤~⑦のどれか
であることが分かる。
ということで、式Dの左辺に
以上より、開花日時は2月に入ってから
解答ノ:4
別解
積分を使わずに、図Aの緑の図形の面積を考えても解ける。
図Aの緑の図形は台形なので、面積は
で求められる。
上底にあたるのは、図Aの紫の線。
この長さは
上底
下底にあたるのは、図Aの赤い線。
この長さは
下底
高さにあたるのは、図Aのオレンジの線。
この長さは
だから、面積は
とかける。
この面積が
と表せ、式Cができる。
(2) (ii)
今度は、
として、(i)と同様に考える。
図Bで、緑の部分の面積が
これを考えるために、分かることを確認しよう。
(1)より
なので、図Bの黄色い部分の面積は
であることが分かっている。
また、問題文の
より、図Bの青い部分の面積は
だ。
さらに、図Cの紫の放物線は、
青の面積
だから、
である。
解答ハ:0
以上より、図Cにおいて、
黄色
よって、図Bの、緑の面積が
の部分にある。
解答ヒ:4