大学入学共通テスト 2023年(令和5年) 本試 数学ⅠA 第1問 [2] 解説
(1) (i)
図Aの△
より
とかける。
これを計算して、
である。
解答サ:0
図Aでは 点
次は
は、サより
と表せる。
これを解いて、
途中式
である。
今は
だ。
よって、求める
である。
解答シ:7
(1) (ii)
次は、△
図Aより、このときの点
なので、点
△
点
底辺は変わらない
高さは変わる
ことになる。
なので、△
つまり、点
これは、図Bのように、点
辺
この、点
点
二本の赤い直線は平行なので、
よって
図Bにおいて、
図中の青い三角形と黄色の三角形は合同
となり、
点
ここまで分かったところで、問題を解こう。
まず問われているのは、
図Cの青い三角形は直角三角形だから、
とかける。
青い三角形の辺は
だ。
よって、式Bは
と書きなおせる。
解答ス:4
ここで
だけど、
だ。
これが△
以上より、このときの△
△
である。
解答セ:2, ソ:7
(2) タ~ト
まず、△
△
この△
より
途中式
とかける。
これを計算して、
である。
解答タ:5, チ:6
このとき、
だから
途中式
となる。
よって、△
△
より
△
と表せる。
これを計算して、
△
である。
解答ツ:6, テ:1, ト:1
別解
この問題では
△
なので、ヘロンの公式より
△
とかける。
これを計算して、求める面積は
△
である。
解答ツ:6, テ:1, ト:1
(2) ナ~ハ
ここから先は初めて見る感じの問題かも知れない。
けれど、焦らなくても大丈夫。
共通テストやセンター試験によくある、前の問題がヒントになっているパターンだ。
(1)の(ii)での作業を思い出して、同じことをしてみよう。
(1)(ii)の図Bと同様に考えよう。
三角錐
点
底面積は変わらない
高さは変わる
ことになる。
なので、三角錐
つまり、点
これは、図Eのように、点
平面
この、点
点
平面
よって、
図中の青,黄,オレンジの3つの三角形は合同
である。
したがって、
解答ナ:6
このことから、
点
次は、(1)(ii)と同様に、青い直角三角形を使って
そのために、まず
である。
また、点
なので、△
より
途中式
とかける。 これを整理すると
だ。
よって、三平方の定理より
途中式
である。
ここまでくると勝ったも同然。
あとは単なる計算だ。
だけど、
である。
これが三角錐
以上より、このときの三角錐
四角錐
途中式
である。
解答ニ:1, ヌ:0, ネ:1, ノ:1, ハ:2