大学入学共通テスト 2023年(令和5年) 本試 数学ⅡB 第1問 [2] 解説
(1)
指数と対数の関係を復習しておくと、
復習
だった。
復習より、
は
と書きかえられる。
解答ツ:2
別解
上の解法だと一瞬で解けるけど、復習の内容を忘れていれば仕方がない。
次のように解くことになる。
の右辺に
と表せる。
これを変形して、
より
となる。
(2)
(i)
とすると、(1)より、
と書きかえられる。
これを変形すると
なので、
である。
解答テ:2
同様に
は
途中式
より
となる。
解答ト:3, ナ:2
(ii)
とかける。
(1)より、式Aは
と表せるけど、これは解答群にはない。
なので、もうちょっと変形しよう。
この式の両辺を
となり、解答群にある形になった。
解答ニ:5
偶数
となって、式A'は成り立たない。
つまり、式Aは成り立たないから、
(iii)
復習
なので、解答群の⓪~④は不適。
答えは、残りの⑤だ。
解答ヌ:5
で終わってしまうと面白くないし、問題文中の「(ii)と同様に考えると」にも従ってない。
なので、違う考え方も紹介しておく。
別解
(ii)の作業を整理すると
以上より、
解答ヌ:5
別解
せっかくだからもうひとつ解き方をのせよう。
(i)で考えたように
正解は⓪,①,⑤のうちのどれかだ。
⓪,①の
となって
なので、⓪,①も不適。
以上より、消去法で、正しい選択肢は
⑤
だ。
解答ヌ:5