大学入学共通テスト 2023年(令和5年) 本試 数学ⅠA 第2問 [2] 解説
(1)
最初に、二次関数の式の復習だ。
復習
二次関数の式の表し方は3通りあって、状況に応じて使い分けるんだった。
頂点(軸でもよい)の情報があるとき
頂点も
放物線
なので、
である。
これから
とかける。
これを展開すると
となる。
この式の赤い部分は
よって、
と表せる。
解答キ:4, ク:3
また、プロ選手の「シュートの高さ」は
である。
解答ケ:4, コ:3
問題文中の
であることが分かる。
ここで、
だ。
よって、
より
だから、
といえる。
以上より、
「ボールが最も高くなるときの地上の位置」は、プロ選手よりも花子さんの方が
解答サ:2
別解
問題文中の
よって、
以上より、
「ボールが最も高くなるときの地上の位置」は、プロ選手よりも花子さんの方が
解答サ:2
(2)
より、点
式Bに
とかける。
これを解くと、
途中式
となる。
このときの
に式Cを代入した
である。
解答シ:5, ス:3, セ:5, ソ:7
最後は、プロ選手と花子さんのシュートの高さの比較だ。
花子さんのシュートの高さは問題文に載っているので、プロ選手だけ考えよう。
ケコで考えたように、プロ選手のシュートの高さは
だった。
これに式Cを代入すると
となる。
この式の赤い部分は、
くらいの値だ。
よって、プロ選手のシュートの高さは
くらいである。
これを花子さんのシュートの高さの
プロ選手のシュートの高さの方が高い
ことが分かる。
解答タ:0
高さの差は
なので、ボール約1個分だ。
解答チ:0