大学入学共通テスト 2018年(平成30年) 試行調査 数学ⅠA 第1問 [4] 解説
(1)
問題文中の「太郎さんの証明の構想」の話の展開が分かりにくいかも知れない。
問題文をもうちょっと分かりやすく書きなおしてみると、
図Aの赤い三角形とオレンジの三角形を比べてみると、
青い角(
なので、オレンジの三角形で
であれば、赤い三角形でも
であることが分かる。
問題の最初の部分で、直角三角形(オレンジの三角形)の場合に式Aが成り立つことを証明した。
よって、赤い三角形でも式Aは成り立つ。
となる。
つまり、三角形
なので、
選択肢のうちで三角形
①
である。
解答カ:1
(2)
「花子さんの証明の構想」も、基本的な手順は(1)の太郎さんの構想と変わらない。
花子さんの構想を、図Bで説明すると、
図Bの赤い三角形とオレンジの三角形を比べてみると、
青い角(
なので、オレンジの三角形で
であれば、赤い三角形でも
であることが分かる。
問題の最初の部分で、直角三角形(オレンジの三角形)の場合に式Bが成り立つことを証明した。
なので、赤い三角形でも式Bは成り立つ。
となる。
よって、キには図Aの緑の角である
が入るから、正しい選択肢は
⑤
だ。
解答キ:5
また、図Bの緑の角と青い角をたすと
より
である。
よって、クには、選択肢の
⑤
が入る。
解答ク:5