大学入試センター試験 2019年(平成31年) 本試 数学ⅡB 第3問 解説
(1)
初項が
初項が
解答ア:1, イ:5
また、数列
図Aより、
解答ウ:2
別解
(2)で
けれど、どうせ(2)で一般項を答えるのなら、先に求めておいた方が楽とも考えられるし。
先に一般項を求める場合は、次のような解き方になる。
一般項の求め方は(2)の解説を見てもらいたい。
なので、
解答ア:1, イ:5
なので、
途中式
である。
解答ウ:2
(2)
等比数列の和の公式から、
解答エ:4, オ:1, カ:1
また、数列
途中式
となる。
これは
解答キ:4, ク:1, ケ:3, コ:4, サ:3
(3) シ~タ
アドバイス
次は漸化式の問題だけど、文型の人はあんまり見たことがないタイプの問題だと思う。
でも、解き方を知らなくても、センター試験は問題が誘導してくれるから大丈夫。
驚かずに問題の流れに乗ろう。
なので、
とかける。
問題文より
となる。
解答シ:-, ス:5
次に、
これを使ってセ~タの式を作るわけだ。
セ~タの式を見ると、
式Aより、
式Aの両辺を
これを式Cから辺々引いて、
|
|||||
より
という漸化式ができる。
解答セ:4, ソ:3, タ:3
(3) チツ
アドバイス
次は、
ここまでの(3)のストーリーを振り返ると、
1.
2. そのために
3.
という流れだった。
この流れから、
この方針で解こう。
を変形すると
となるから、
である。
これを
問題文中の
に式Dを代入して、
途中式
式E
セ~タより
なので、これを式Eに代入して、
これを整理して
途中式
となる。
解答チ:4, ツ:6
別解
アドバイス
理型の人は、
を見ると、両辺を
この場合、上の解と計算の順番がちょっと変わる。
(長くなるので
ここで、
なので
より、
とかける。
これを式Fに代入して、
これを整理して、
途中式
セ~タより
なので、これを式Gに代入して、
途中式
となる。
解答チ:4, ツ:6
(3) テ~ヒ
アドバイス
ここまでくると勝ったも同然。
から、
よく見るタイプの問題なので、あまり解説せずに解いてゆく。
このタイプの漸化式について、詳しい説明はこのページを見てほしい。
式Hの小さな文字を消して
これを解くと
なので、式Hの両辺から
とおくと、式Iは
となるので、
また
で、シスより
だから
なので、
である。
これを式Jに代入して、
である。
解答テ:-, ト:3, ナ:0, ニ:2
この
と、キ~サで求めた
を、
に代入すれば
途中式
となる。
解答ヌ:-, ネ:9, ノ:8, ハ:8, ヒ:3