大学入試センター試験 2019年(平成31年) 本試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
(1)
なので、
である。
解答ア:-, イ:1
なので、
である。
解答ウ:2, エ:3
(2)
ここで、2倍角の公式の復習をすると、
公式
だった。
このうちの式Cを変形すると
ができる。
解答オ:1, カ:2
次は
式Aと式C'を
に
を代入して
を変形して、
これに式A,式C'を代入して、
となる。
解答キ:2, ク:2, ケ:1
別解
式Cから式C'を作ったのと同じように、式Bを
と変形して、式A,式C'といっしょに
となる。
これを変形して、
となる。
解答キ:2, ク:2, ケ:1
という解き方も出来るけど、ちょっと計算が面倒になるので、はじめの解法の方がお勧めだ。
(3)
三角関数の合成から(図A)、式①は
とかける。
解答コ:2, サ:2, シ:4
ここで、
とおくと、式①'は
となる。
なので、
より
なので、
図Bから、式①''の赤い部分、
であることが分かる。
式Eから式①''の範囲を作ろう。
式Eの各辺に
各辺に
この式のオレンジの部分は式①''の右辺なので、
であることがわかる。
この範囲に入る最大の整数が
なので、
となるから、
である。
解答ス:3
最後に、
のときの
式①''より
となる。
これを図Bに書き込むと、図Cができる。
図Cより、式Fの解は
だけど、問われているのは
なので、これを
式Gに式Dを代入して、
である。
解答セ:4, ソ:2