大学入試センター試験 2019年(平成31年) 本試 数学ⅠA 第4問 解説
(1)
一次不定方程式はお約束の解き方があるので憶えておこう。
式Aを解く。
これを「=余り」の形に変形して、
式B3'に式B2'を代入して、
これに式B1'を代入して、
ができる。
これを式Aの方程式に合わせよう。
係数の符号をあわせて、
式Aから式Cを辺々引くと、
となるから、
とかける。
ここで、
より
でなければならない。
いま問われているのは
これは、式Eを見ると、考えるまでもなく
のとき
である。
解答ア:8, イ:1, ウ:7
アイウが
問題文中のエオカキの式は
とかける。
式Eを変形してこれと同じ式をつくるんだけど、定数項が同じなので、式Eがそのまま使える。
式Eの
である。
解答エ:2, オ:3, カ:4, キ:9
(2)
と表せる。
とかける。
これに式Fを代入して、
絶対値をはずして、
または
となる。
クケコで問われているのは
なので、パターンAとパターンBそれぞれで
最小の自然数
パターンAのとき
パターンAの式は(1)の不定方程式と同じ。
なので、(1)より、
である。
パターンBのとき
パターンAの
ということで、パターンBも
アイウと同じ方法で求める。
(1)でやった作業の前半はそのまま使って、
式Cから計算しよう。
式Cの両辺に
パターンBの式からこの式を辺々引くと、
となるから、
とかける。
よって、
より
となる。
この
のとき
である。
この
なので、求める答えは式Gのとき。
ク
である。
解答ク:8, ケ:1, コ:7
絶対値が
とかける。
これに式Fを代入して、
絶対値をはずして、
または
となる。
パターンCのとき
式Cの両辺に
パターンCの式からこの式を辺々引くと、
となるから、
とかける。
よって、
より
となる。
よって、
のとき
である。
パターンDのとき
式Cの両辺に
パターンDの式からこの式を辺々引くと、
となるから、
とかける。
よって、
より
となる。
よって、
のとき
である。
式Hと式Iを比較すると、式Iの
なので、求める答えは式Iのとき。
サ
である。
解答サ:7, シ:1, ス:5
(3)
最初に最大公約数について復習しておこう。
復習
自然数
である。
復習より
よって、
以上より
解答セ:2
さらに、連続する整数と倍数の関係について復習しておこう。
復習
連続する
復習より、
よって、
つまり
解答ソ:6
(4)
となる。
解答タ:3, チ:2, ツ:2, テ:3
とかけるけど、
なので、
となる。
ソより、
なので、式Jの緑の部分は解決済み。
赤い部分だけ考えよう。
まず、
連続する三つの自然数に、
つまり、
のうち2つが
なので、
次に、
複数の整数をかけて
なので、
以上より、
ここで問題になるのは、
パターンとしては、
ひとつが
パターンA
連続する2つが
パターンB
両端の2つが
パターンC
の3つが存在する。
この3パターンそれぞれを考えよう。
パターンA
なので、上の式はそれぞれ
よって、パターンAのとき、最小の自然数
である。
パターンB
ここで、クケコを思い出そう。
クケコで求めたのは、
(つまり
だった。
このことから、
のとき、
より
である。
また、
のとき、
より
である。
以上より、パターンBのとき、最小の自然数
となる。
パターンC
ここでサシスを思い出すと、
(つまり
だった。
このことから、
より、パターンCのときの最小の自然数
である。
式K,式L,式Mより、
3つのパターンすべてでの
である。
解答ト:3, ナ:4, ニ:3