大学入試センター試験 2019年(平成31年) 本試 数学ⅡB 第4問 解説
(1)
である。
解答ア:9, イ:0
よって、△
である。
解答ウ;5, エ:2
(2)
この問題では基準になるベクトルが
となる。
これにそれぞれの値を代入すると、式Aは
となる。
解答オ:-, カ:1
また、
だけど、これにそれぞれの値を代入すると
より
である。
解答キ:2
さらに、
だけど、これにそれぞれの値を代入すると
より
である。
解答ク:2
次は、内積からベクトルのなす角を求める問題。
見慣れた問題なので、どんどん解いてゆく。
とかける。
これに、上で求めた
なので
である。
解答ケ:1, コ:2, サ:0
次は、底面の四角形
問題文より、
また
よって、図B中の赤い角はすべて等しい。
以上より、
である。
解答シ:6, ス:0
アドバイス
次は
解法はたくさんあるけど、メインのストーリーにはあまり関係がないので1種類だけ紹介する。
この解説にこだわらず、自分に合った方法で解いて欲しい。
図Cのように、
図Cの緑の角度はすべて
△
より
である。
また
なので、
である。
解答セ:2
よって
だけど、これは
とかける。
となる。
解答ソ:2, タ:2
アドバイス
次の四角形
四角形
△
△
△
△
△
四角形
四角形
である。
解答チ:3, ツ:3, テ:2
(3)
前フリも終わって、ここからがこの問題のメインだ。
三角錐
底面の△
だから、あとは高さが分かれば体積も分かる。
この高さを求める。
まず、平面に垂直なベクトルの復習から。
復習
平面
である。
点
平面
より
より
解答ト:0
とおくので、
とかける。
よって、式E,式Fは
となる。
この連立方程式を解く。
式E'の
より
式F'の
より
これにそれぞれの値を代入すると、式E'',式F''は
となるから、
である。
解答ナ:1, ニ:3, ヌ:5
これを式Gに代入すると、
とかける。
よって、
これにそれぞれの値を代入して、
途中式
となるから、
である。
解答ネ:5, ノ:5
これが三角錐
以上より、三角錐
となる。
解答ハ:1, ヒ:6
(4)
(4)は、ベクトルの問題ではなくて図形の問題だ。
ここから先は、四角錐や三角錐の底面を、図Fの緑の面(点A,点B,点C,点Dを通る面)にして考える。
三角錐
2つの錐の高さは同じなので、
体積比
である。
三角錐
この面積は(2)の式Cで求めたように
△
だった。
四角錐
この面積は(2)のチ~テで求めたように
四角形
だった。
以上より、
だから、
とすると、
となる。
解答フ:3
ハヒより、三角錐
△
体積
なので、三角錐の高さを
である。
解答ヘ:3, ホ:3