大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 追試 数学ⅡB 第4問 [1] 解説

解説

S1=a1
なので、
a1=511
a1=4式A
である。

解答ア:4

また、2nのとき
SnSn1=an
なので、
an=(5n1)(5n11)

途中式 an=5n5n1
an=55n15n1
an=(51)5n1
an=45n1式B
である。

解答イ:4, ウ:5

式Bにn=1を代入すると
a1=4511
a1=4
となり、式Aができる。
よって、式Bはn=1のときにも成り立つ。


さらに
k=1n1ak
に式Bを代入すると、
k=1n145k1
となる。

これを計算すると
k=1n145k1

途中式      =k=1n14(15)k1
     =14k=1n(15)k1
     =141(15)n115
     =1415n45
     =1454(15n)
     =516(15n)
である。

解答エ:5, オ:1, カ:6, キ:5

別解

は等比数列の和の公式でも解ける。

式Bより
1an=145n1
=14(15)n1
なので、1an
初項が14 公比が15 の等比数列だ。

k=1n1akは、この等比数列の初項から第n項までの和なので、等比数列の和の公式より
k=1n1ak=14{1(15)n}115

途中式      =141(15)n45
     =1454{1(15)n}
     =516(15n)
である。

解答エ:5, オ:1, カ:6, キ:5