大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 追試 数学ⅡB 第2問 [1] 解説
問題を解く準備
問題を解く前に、まず
問題文の
ここで、3次関数の形を復習しておくと、
復習
三次関数のグラフは、
全体として右上がりで、図Aの①②③
全体として右下がりで、図Aの④⑤⑥
のような形になる。
よって、
①②③
のいずれかの形になる。
①②③のグラフの違いは、傾きが
つまり、
になる。
ということで
復習
関数を定数
となって、もとの関数にもどる。
復習より、
となるから、
のとき。
よって、
さらに、グラフが①の場合、
以上をまとめると、
ここまで分かれば、勝ったも同然。
表Bを見ながら問題を解こう。
(1)
なので、
のとき。
解答ア:2
(2)
次は、
表Bを見ると、
である。
解答イ:2
また、
である。
解答ウ:0
なので、
よって、表Bの真ん中のグラフに
図Cより、
解答エ:1
(3)
さらに、
定積分の性質に、次のようなのがあった。
復習
この性質を使うと、
と変形できる。
この式の
赤い部分は | |
青い部分は定数で |
なので、
と表せる。
よって、
平行移動すると、
解答オ:1, カ:3
いまは
このグラフを
なので、極大や極小のときの
よって、
解答キ:2, ク:a
ここで、
である。
解答ケ:0
なので、
のとき、
となる。
以上より、
表Bの右端のグラフを
図Dより、グラフと
である。
解答コ:2