大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 追試 数学ⅡB 第2問 [2] 解説
サ~セ
最初に、
なので、
とかける。
よって、
だ。
この
で
なので、それぞれのグラフは図Aの青と緑で表した放物線だ。
青と緑のグラフは
式Aより、
青い放物線の
点
点
だ。
なので、点
に
を代入した、
である。
解答サ:1
この接線は、図Bの緑の直線。
なので、点
の直線は、例えば図Bの赤い直線になる。
図Bより、赤い直線は、
次は、点
点
点
より
以上より、連立方程式
がつくれる。
これを解く。
式Cより、
途中式
なので、より
となる。
このうち、
また、
解答シ:-, ス:c, セ:c
ソ~テ
最後に、
いま、グラフは図Cのような状況だ。
まず、
ここで
復習
図Dのそれぞれのグラフの
赤い線の式を赤
緑の線の式を緑
とする。
このとき、図Dの黄色い部分の面積は、
黄=
とかける。
赤
黄=
=
=
と表せる。
式中の赤い部分'で
復習より、
途中式
となるので、
である。
解答ソ:-, タ:3, チ:3, ツ:6
次は、図Cの青い面積
これについては、ちょっと考えて楽をしよう。
アドバイス
さっきの
つまり、積分する式の
例えば、図Eのオレンジの面積はすべて等しい。
図Cの
求める
青
だけど、アドバイスより 黄と斜線部の面積は等しいから、
青
であることが分かる。
詳しく
図Gで、アドバイスより 黄とオレンジの面積は等しい。
青と緑の放物線は
なので、黄と斜線部の面積は等しい。
以上の考え方で、青い部分の面積の代わりに 赤い三角形の面積を求める。
なので、
よって、赤い三角形を
底辺が
赤い三角形の面積は、この2つの三角形の面積の和なので、
赤い三角形
だから、
である。
解答テ:2
別解1
上の解法のポイントは「黄色の面積
その場合は次のような解き方になる。
図Fにおいて、
なので、この方針で解く。
赤い三角形
だった。
黄の面積は、
黄
だけど、
つまり、直線
黄
となる。
同様に、斜線部の面積は、
斜線
に
斜線
である。
以上を式Fに代入して、
となる。
解答テ:2
別解2
このときの計算を一応載せたけれど、時間もかかるし、ミスしやすくなるし、本当はこんな解き方をしてはいけない。
なので、この部分の面積を
途中式
とかける。
また、
なので、この部分の面積を
途中式
となる。
よって、求める
である。
解答テ:2