大学入試センター試験 2020年(令和2年) 本試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
(1)
まず、加法定理の復習から。
公式
加法定理より
より
この両辺に
となる。
解答ア:3, イ:2, ウ:3
よって、①は、
より
と変形できる。
ここで、三角関数の合成の復習だ。
復習
図は
なので、図Aより、①'は
となる。
解答エ:3
あとは、見慣れた三角不等式だ。
とおくと、①''は
とかける。
また、
より、
である。
以上をグラフにすると、図Bができる。
緑は、定義域だ。
今は、
となる範囲を問われている。
なので、緑とオレンジの重なる範囲、つまり赤い部分が答えだ。
よって、
となる。
この
式Bに式Aを代入して、
より、求める
である。
解答オ:2, カ:3, キ:5, ク:3
(2)
まず、解と係数の関係について復習だ。
復習
二次方程式
の2つの解を
の解が
なので、復習より、
式D1の両辺を2乗すると、
これを展開して、
これに、式D2と
両辺を
である。
解答ケ:1, コ:2
よって、式Cは
とかける。
式C'をたすきがけして、
| → | |||
| → | |||
| |
より、
なので、
である。
この2解が
となる。
解答サ:4, シ:5, ス:3, セ:5
この
なので、
なので、
より
である。
なので、選択肢のうちで当てはまるものは
③
だ。
解答ソ:3