大学入試センター試験 2020年(令和2年) 本試 数学ⅠA 第1問 [1] 解説
(1)
直線
とする。
直線
が負になるとき。
このときの
を解いて、
より
である。
解答ア:-, イ:2, ウ:4
(2) エ~キ 解法1
直線
とおく。
これを式Aに代入すると、
より
となる。
問題文より
なので、両辺を
で割って、
とかける。
式Bについて、ちょっと考えてみよう。
もし、
なら、式Bは
となって
だ。
また、
なら、式Bは
となって
だ。
この考え方をまとめると、表Aができる。
問題文より
なので、表Aには
(1)より
の解は
なので、すぐに
の解は
だと分かる。
これを使って表Aをちょっと書き直して、
としておこう。
つまり、
の共通部分だ。
これは、数直線を描くまでもなく、
である。
解答エ:0, オ:4
つまり、
の共通部分だ。
これも、数直線を描くまでもなく、
である。
解答カ:-, キ:2
アドバイス
と、考え方が分かりやすいように表を書いて説明したけれど、センター試験本番で表を書いている時間はない。
なので、考え方が分かったら、お勧めは解法2だ。
(2) エ~キ 解法2
直線
とおく。
これを式Aに代入すると、
となる。
問題文より
なので、両辺を
で割って、
とかける。
ここまで、解法1と同じ。
となる。
これを変形して、
より
と考えられる。
よって、エオの解は、連立不等式
の解だ。
(1)より
の解は
なので、この連立不等式の解は
の共通部分だ。
これは、数直線を描くまでもなく、
である。
解答エ:0, オ:4
となる。
ところが、左辺の分子が
よって、
このとき、式Cは
となる。
これを変形して、
より
と考えられる。
よって、カキの解は、連立不等式
の解だ。
(1)より
の解は
なので、
の解は
になるはず。
よって、この連立不等式の解は
の共通部分だ。
これも、数直線を描くまでもなく、
である。
解答カ:-, キ:2
(2) ク~シ
次は
式Bに
となる。
分母を有理化して、
途中式
である。
解答ク:5, ケ:3, コ:6, サ:1, シ:3