大学入試センター試験 2019年(平成31年) 追試 数学ⅠA 第1問 [2] 解説
(1)
問題文より、
命題「
逆は、「
このそれぞれを求める。
命題「
なので、正しいのは⑤。
解答ス:5
命題「
である。
と変形できる。
この部分の別解
この部分、数直線で解くと次のようになる。
つまり、図Aの赤い部分。
これを式で表すと、、
と書ける。
と表せる。
よって、対偶は
なので、正しいのは②。
解答セ:2
(2)
アドバイス
このサイトのあちこちに書いたことだけど、必要条件・十分条件の問題は、図が描けるときには図で考えるのがお薦め。
ということで、まず、条件
条件は整数
まず、条件
を解くと、
となるので、条件
次に、条件
条件
いま問われているのは
なので、
上の数直線でいえば、図Cで赤丸だけど、図Bで赤丸じゃない数を探す。
以上より、反例は
解答ソ:4
(3)
ここで、集合と必要条件・十分条件の復習をしておこう。
復習
図Dで、
つまり、片方の集合がもう片方に含まれるとき、
大きい集合は小さい集合の必要条件
小さい集合は大きい集合の十分条件
である。
「大は小の必要条件・小は大の十分条件。」
呪文のように憶えておこう。
復習から、
ここで問われているのは、
なので、
(2)で求めたように、条件
(図Fの赤い点)
条件
(図Fの緑の範囲)
この2つの集合で、
なので、図Fの数直線のどちらかのようになればよい。
図より、求める場合は
解答タ:0
(4)
今回も数直線で考えよう。
集合
図Gの青と緑の範囲を組み合わせて、赤い範囲をつくればよい。
よって、図Gより、
であることが分かる。
なので、選択肢のうち正しいのは①だ。
解答チ:1