大学入試センター試験 2018年(平成30年) 追試 数学ⅡB 第2問 解説
(1)
これを
となる。
この二つの交点のうち、
である。
解答ア:a, イ:3, ウ:2
問題文より、
になる。
また、
なので、点
である。
以上より、
傾きが
より
となる。
解答エ:6, オ:3, カ:2
問題文より、
になる。
また、
なので、点
である。
以上より、
傾きが
直線なので、
より
となる。
解答キ:4, ク:2
式Aと式Bは、両方とも直線
ふたつの式の
ができる。
連立方程式の上の式を変形して、
下の式の両辺を
これに式Cを代入して、
途中式
また、問題文より、
となる。
解答ケ:6, コ:3
これを式Cに代入して、
である。
解答サ:2
さらに、図Bの赤い図形の面積を求める。
図形の上端は、
点
赤い図形の面積を、赤
緑の部分の面積を、緑
青い部分の面積を、青
とすると、
赤
これを普通に計算すると、
途中式
なので、
途中式
となる。
これに式D,式Eを代入して、
途中式
である。
解答シ:7, ス:6, セ:6, ソ:9, タ:3
(2)
まず、もとになる式を作っておこう。
を微分して、
となる。
といえる。
よって、式Gより、
である。
である。
解答ナ:0
だけど、
である。
だけど、
である。
以上より、連立方程式
この連立方程式を解く。
式H2と式H3を辺々たして、
|
|||||
より、
ここで、
である。
解答チ:3
これを式H1に代入して、
となる。
解答ツ:-, テ:2, ト:4
式I1,式I2を式H3に代入して、
だけど、
である。
解答ノ:2, ハ:6
以上より、式F,式Gは
となり、放物線
となって、図Cのグラフができる。
式G'は
と因数分解できるので、
のとき、
よって、
極小値は、
となる。
解答ニ:-, ヌ:2, ネ:8
最後に、図Cの赤い点の座標だ。
共有点の座標なので、
式F'
である。これを解く。
途中式
より、
となるけど、今必要なのは点
なので、赤い点の
である。
解答ヒ:-, フ:1, ヘ:2, ホ:6
別解
アドバイス
今回は式Kが簡単に因数分解できたので、上の解説では普通に解いた。けれど、因数分解が面倒な場合には、次のような方法がお薦めだ。
図Cのように、曲線
であることが分かっている。
よって、図Cの赤い点の
と因数分解できるはずだ。
これを展開して、
これが式Kと同じ式になるはずだ。
定数項の部分(赤い部分)だけ展開すると、
だけど、これが式Kの定数項の
と等しいので、
より、図Cの赤い点の
である。
である。
解答ヒ:-, フ:1, ヘ:2, ホ:6