大学入試センター試験 2017年(平成29年) 本試 数学ⅡB 第4問 解説
(1)
図Aの赤い三角形は正三角形なので、
よって、図中の青い三角形は斜辺が
以上より、点Bの座標は
解答ア:1, イ:3
また、点Aと点D,点Bと点E,点Cと点Fは原点に関して対称である。
なので、点Dの座標は
解答ウ:2
(2)
よく見る、交点への位置ベクトルの問題。
問題文が誘導してくれているので、単純に計算をしてゆけば解ける。
なので、
である。
解答エ:5, オ:2, カ:3, キ:2
なので、
である。
解答ク:1, ケ:3
問題文より、
なので、
である。
また、
なので、
である。
式A
なので、
と言える。
この連立方程式を解く。
下の式の両辺を
これを上に式に代入して、
となる。
これを式Cに代入して、
である。
解答コ:4, サ:3, シ:2, ス:3
以上から
なので、
である。
解答セ:4, ソ:3, タ:2, チ:3, ツ:3
(3)
図がだんだんややこしくなってきた。
センター試験じゃ計算用紙のスペースはあんまりないけど、できるだけ図を大きく描くのがポイント。
問題を解いていて行き詰まっても、図を大きく描くだけで解けたりすることがある。
なので、
である。
解答テ:2, ト:a, ナ:3
点Hの座標を
なので、
と書ける。
問題文より、
より、
である。
なので、点Hの座標は
である。
解答ニ:-, ヌ:2, ネ:1, ノ:2, ハ:a
アドバイス
角度の問題なので、ベクトルの内積を考えよう。
のとき、ベクトルの内積を
とふた通りに表して、
式D,式Eより、
また、
三平方の定理より、
ここで、
なので、
である。
式F
と書ける。
この式の両辺を
となる。
問題文より
両辺を2乗して、
である。
解答ヒ:5, フ:1, ヘ:2