大学入試センター試験 2017年(平成29年) 本試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
解説
まず、2倍角の公式の復習をしよう。
公式
①式に式Bを代入して、
である。
解答ア:1, イ:7, ウ:1, エ:5
別解
公式の式Bじゃなくて、式Aを使うと
①式に式Aを代入して、
この式に
を代入して、
となり、ひと手間かかるけど、式Cができる。
②式の両辺を2乗して、
である。
解答オ:4
以下、式を単純化するために、
式Dと式Eの連立方程式は
と書ける。
これを解く。
上の式より、
これを下の式に代入して、
である。
これを下の式に代入して、
となるから、
または
である。
アドバイス
この部分、ここでは
連立方程式
は、
なので、
ならば、
である。
また、
は計算するまでもなく明らかなので、
という組合せは成り立たない。
よって、求める解は
または
である。
ここで、③式より
である。
この式の両辺とも
であるから、上の解の式Fは不適。
以上より、
なので、
である。
解答カ:4, キ:5, ク:1, ケ:3
式Gより、
である。
ここで、②式より
より、
でも、
より
になってしまうので、不適。
よって、
の分母を有理化して、
である。
解答コ:2, サ:5, シ:5, ス:-, セ:3, ソ:3