大学入試センター試験 2017年(平成29年) 本試 数学ⅠA 第2問 [1] 解説

(1)

図A
大学入試センター試験2017年本試 数学ⅠA第2問[1] 解説図A

ABCに余弦定理を使うと、
AC2=BA2+BC22BABCcosABC
とかける。

これに各値を代入して、
AC2=(31)2+(3+1)22(31)(3+1)cos60=323+1+3+23+12(31)12=6

0<ACなので、
AC=6
である。

解答ア:6

ABCABCに注目して正弦定理を使うと、外接円の半径をRとして、
2R=ACsinABC

途中式 2R=ACsin60=632=263=22
R=2
となる。

解答イ:2

さらに、ABCBACに注目して正弦定理を使うと、
BCsinBAC=2R
3+1sinBAC=22
22sinBAC=3+1
sinBAC=3+122=6+24 となる。

解答ウ:6, エ:2, オ:4
または
ウ:2, エ:6, オ:4

(2)

図B
大学入試センター試験2017年本試 数学ⅠA第2問[1] 解説図B

ABDの面積は
ABD=12ABADsinBAD
である。
これが26なので、
12ABADsinBAD=26式A
とかける。

(1)よりsinBAC=6+24
また、sinBAC=sinBADなので、式Aは
12ABAD6+24=26
となる。

これを計算して、
ABAD6+224=26
ABAD=26246+2

途中式 ABAD=423(6+2)=42(62)3(6+2)(62)=4(232)3(62)=4(232)34
ABAD=2323式B
である。

解答カ:2, キ:3, ク:2, ケ:3

ここで、AB=31なので、式Bは
(31)AD=2323
とかける。
右辺の分子を因数分解して、
(31)AD=2(31)3
両辺を31で割って、
AD=23
となる。

解答コ:2, サ:3