大学入試センター試験 2020年(令和2年) 追試 数学ⅡB 第4問 解説
(1)
まず、
なので、
より
とかける。
これに
解答ア:2, イ:2
(2)
とかける。
このとき、
となる。
この
問題文に
だから、式Bより
とかける。
よって、
なので
式C
と表せる。
式Cに
より
となる。
この式が成り立つのは
または
のとき。
このうち、
のときは
となるので、式Aより
となって、点
式Dのとき、
より、
となって、これが答えだ。
解答ウ:-, エ:2, オ:1
(3)
アイで
の方程式を作ろう。
式Aより
なので、式Eより
とかけるから、
である。
これが(1)で求めた
とかける。
これを解くと、
より
となる。
ここで、
なので、
だ。
このとき、
なので、
である。
よって、式Fの2つの解のうち、
が求める解だ。
解答カ:1, キ:5, ク:4
これを式Eに代入して、
より
である。
これを式Bに代入すると
となる。
解答ケ:1, コ:5, サ:2
(4)
直線
点
よって、
とかける。
解答シ:1, ス:5, セ:2
に式Hと①式を代入すると
より
となるけど、
なので、この式は
とかける。
解答ソ:-, タ:1, チ:5, ツ:2
また、式Aに式Gを代入すると、
となる。
いま、
となる。
解答テ:1, ト:5, ナ:2
別解
アイの
に、
カ~クの
を代入しても解けるけど、2重根号になって計算がちょっと増える。
この場合、
なので、
となる。
この2重根号をはずして、
である。
解答テ:1, ト:5, ナ:2
よって、式Iより、
である。
解答ニ:1
以上より、
(5)
さらに、△
このとき、
よって、点
直線
あとは、
点
とかける。
ここで、
式Hより、
より
と変形できる。
また、点
とかける。
ここで、
と変形できる。
式K'
ができる。
これを解くと、
より
であることが分かる。
これを式K'に代入して、
である。
解答ヌ:5, ネ:5, ノ:1, ハ:0
アドバイス
上の解説は解き慣れた方法で解いてある。
けれど、本当はもっと省略した方法で解ける。
図Eを見ると、図形は直線
と表すと、
になる。
問題文中のヌ~ハの式もそうなっているし。
なので、式Lを考えなくても、式K'から直接式Mをつくることができる。