大学入試センター試験 2020年(令和2年) 追試 数学ⅠA 第1問 [1] 解説
解説
を展開すると
解答ア:3, イ:6
よって、
であることが分かる。
式Aの青い部分は正。
青い部分と赤い部分をかけて正なので、赤い部分も正だ。
なので、
である。
ここで
|
とおく。
このとき、
途中式
途中式
アイより
なので、この式は
となる。
解答ウ:3, エ:8, オ:6
式B,式Cを使って、
に式B,式Cを代入すると、
に式B,式Cを代入すると、
とかける。
解答カ:5, キ:0, ク:2, ケ:6
さらに、式D,式Eを使って、
式Dの両辺の平方根をとると
式Eの両辺の平方根をとると
だけど、
である。
式D'と式E'を辺々たすと、
| | | ||
| | | | |
| | |
となるので、
であることが分かる。
また、式D'から式E'を辺々引くと、
| | | ||
| | | | |
| | |
となるので、
であることが分かる。
解答コ:5, サ:2, シ:2, ス:6, セ:2
別解
コサシスセの部分は、
の2重根号をはずして求めることもできる。
2重根号の計算の復習をすると、
復習
だった。
を復習の形にしよう。
つまり、
まず、邪魔な
さらに、この式の右辺に
この分子の2重根号を、復習の考え方を使って計算する。
とおくと、復習より
とかける。
の3通り。
このうち、式H1にあてはまるのは
だ。
以上より、式Gは
途中式
分母を有理化して、
となる。
解答コ:5, サ:2, シ:2, ス:6, セ:2
アドバイス
式Fの段階で、2重根号の中を展開して
としてしまうと、かけて
「とりあえず展開」は絶対にやめよう。
アドバイス
上の解説では、式Fの右辺に
必然的に分母は
それを見越して、式Fの右辺に最初から
この場合、式F以降は次のような計算になる。
式Fの右辺に
ポイントは、式Iから式I'の変形で、
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となって、式Jを満たす