大学入試センター試験 2020年(令和2年) 追試 数学ⅡB 第1問 [1] 解説
(1)
初めのうちは説明は不要だと思う。
どんどん解いてゆこう。
を変形すると
とかける。
いま、
とおくので、上の式は
と表せる。
これを平方完成すると
解答ア:-, イ:8, ウ:1, エ:6
よって、縦軸を
これを式B'に代入すると、
解答オ:-, カ:2, キ:0
とかけるから、
と表せる。
これを定義域として図Aに書き込むと、図Bができる。
定義域は、図中の緑の部分だ。
図Bを見ると、緑の範囲に放物線の頂点が含まれている。
なので、
である。
この
を、
式Aに
より、
となる。
以上より、
である。
解答ク:3, ケ:1, コ:6
(2)
このとき、
より
となるから、図Aに定義域を書き込むと図Cのようになる。
定義域の左端は
今問われているのは、
図Cより、
つまり、図中の青い点
よって、グラフ中に
あとは、定義域に
つまり、図C中の
であればよい。
というわけで、
放物線の式に
放物線は軸に関して対称なので、
なので、
より
である。
これを式Dに代入すると、
とかける。
この式を変形して、問題文中の
の形にする。
の部分だけ考えよう。
式D'の両辺の、底が
とかける。
これを変形して、求める
より、
である。
解答サ:1, シ:4
次に、式E'の範囲に含まれる最大の整数を求めよという。
いろいろ考えるより、手を動かしてやってみた方が早い。
そのとき、式E'を使うよりも、対数にする前の式Eを使う方が楽だ。
だ。
解答ス:3
(3)
この
を解けばよい。
式Fを解くと、
より
となる。
これを
と表せる。
底の
より
だ。
解答セ:2
大きい方は
の両辺の対数をとって、
より
とかける。
式Gの赤い部分の底を
とかける。
問題文より
となるから、式Gは
と表せる。
これを計算して、
より、正しい選択肢は
⑥
だ。
解答ソ:6