大学入試センター試験 2016年(平成28年) 本試 数学ⅠA 第1問 [2] 解説
(1)
まず、集合の記号の復習から始めよう。
復習
は、集合を表す。
例えば は、メンバー(要素)が だけの集合を表す。
, , は、集合のメンバー(要素)であることを表す。
例えば は、 が集合 のメンバーであることを表す。
, , は、部分集合を表す。
例えば は、集合 が集合 の部分集合である(集合 に含まれる)ことを表す。
は、集合同士の共通部分を表す。
は、和集合を表す。
(i)
集合同士の関係は、
と書かなければいけない。
解答サ:3
(ii)
よって、
と書ける。
解答シ:0
(iii)
スの両辺は集合なので、入れられるのは
よって、
よって、
解答ス:5
(iv)
セの両辺も集合なので、入れられるのは
解答セ:4
(2)
条件
まず、条件
なので、
の形で表される数であることが分かる。
なので、条件
よって、
解答ソ:1
次に、条件
など、
なので、条件
解答タ:3
アドバイス
一般的には
なので、必要条件
って解くことが多いけど、○×の判定で混乱したり間違えたりすることが多い。なので、数直線やベン図で表せるときは、集合の大小で考える方がおすすめ。
「大きい集合は小さい集合の必要条件」。呪文のように憶えておこう。