大学入試センター試験 2015年(平成27年) 追試 数学ⅡB 第5問 解説
(1)
計 | |||||||
最初にどんな目が出てももう一度投げる場合、2度目のさいころの目だけを考えればいいから、確率分布表は表Aのようになる。
表Aより、期待値
解答ア:7, イ:2
計 | |||||||
最初 | |||||||
二度目 | |||||||
合計 |
次は、最初に1が出たらさいころを2回投げる場合だ。この場合の確率分布表は表Bのようになる。
表Bより、
解答ウ:1, エ:3, オ:6
解答カ:7, キ:3, ク:6
期待値
である。
解答ケ:4, コ:7, サ:1, シ:2
計 | |||||||
最初 | |||||||
二度目 | |||||||
合計 |
期待値を最大にするには、最初に
式Aより
表Cより、期待値
となる。
解答ス:1, セ:7, ソ:4
(2)
科目Aについて、平均点の
となる。
正規分布表で
この
青い部分は
であるから、この生徒は全体の上から
分かりにくければ、上から17.88%と言ってもいい。
母集団は
となり、この生徒は2500番付近にいることが分かる。
以上より、当てはまるものは2である。
解答タ:2
これは平均よりも下の値なので、図Dを左右反転させた図Eで考えよう。
正規分布表で
これは、図Eの斜線の部分。
青い部分は
であるから、この生徒は全体の上から
母集団は
となり、この生徒は上から9580番付近にいることが分かる。
以上より、当てはまるものは9である。
解答チ:9
まず、信頼度95%なので、正規分布表から図Fの緑の面積が
ただし、正規分布表には図Fの右半分、
復習
ここで、母平均
母標準偏差を
だった。
よって、
となる。
これを小数第二位で四捨五入して、
解答ツ:6, テ:1, ト:3, ナ:6, ニ:5, ヌ:7