大学入試センター試験 2015年(平成27年) 追試 数学ⅡB 第2問 解説
(1)
接線の方程式を求めるので、まず微分。
よって、点P
である。
解答ア:2, イ:a, ウ:2, エ:1
この直線と原点との距離は、点と直線の距離の公式を使って求めよう。
復習
点
だった。
なので、
と変形すると、
となる。
解答オ:4, カ:1
ここで、問題文は
問題文の上の行は
の両辺を2乗すると、
式B・Cを式Aに代入して、
分母分子に
となるけど、これじゃ問題文のマスに入らない。
仕方がないからマスに入るように変形しよう。
これでマスに入るようになった。
解答キ:4, ク:3
何でこんなことをしているのかと思えば、次に相加平均と相乗平均の関係を使う準備だったようだ。
復習
相加平均と相乗平均の関係は、
等号成立は
だった。
問題文の言う通り相加平均と相乗平均の関係を使うと、
この両辺を
ここで、
である。
ただし、等号成立は
のとき。
解答ケ:3
これを式Cに代入して、
のとき。
解答コ:2, サ:2
である。
解答シ:3, ス:2
(2)
まず、直線
2点
である。
傾き
となる。
解答セ:b, ソ:b
ここで、いったん図を整理しよう。
なので、
だけど、これは
である。
解答タ:-, チ:1, ツ:6, テ:2
次は
なので、
これは
ちょっと計算が長いけど、省略せずに全部書いているから。因数分解中心の計算方法も含めて、頑張ってついてきてほしい。
分母を
同類項(でもないけど)をまとめよう。
3つのかたまりができた。先頭のかたまりの
で、問題を見ると、うへ~。展開してるよ。展開前の形の方がきれいなのになぁ。
仕方がないから展開しよう。
となる。
解答ト:2, ナ:3, ニ:5, ヌ:2
次は
よって、式E'+式Fより、
同類項をまとめて、
である。
解答ネ:1, ノ:2, ハ:9, ヒ:2
もうちょっとだ。
最後は、
式Gを微分して、
なので、
のとき。これは、解の公式より、
のとき。
問題文のマスからフ,ヘは7,2だと分かるけど、ここではちゃんと最後まで解いておく。
これから増減表を書くのだけれど、
問題は
定義域の両端の
それぞれに2をたしても大小関係は変わらないので、
つまり
の大小関係を調べればよい。
2倍しても大小関係は変わらない。
√に入れて、
となるから、大小関係は
である。
以上より、
となり、
これで増減表がかける。
最小値 |
増減表より、
解答フ:7, ヘ:2