大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 本試 数学ⅡB 第1問 [2] 解説
(1)
どんな数でも
である。
解答セ:1
また、
となる。
解答ソ:0
さらに、相加平均と相乗平均の関係から、
(等号成立は
とかける。
この式の左辺は
(等号成立は
と表せる。
よって、
より
のとき。
解答タ:0
最小値は
である。
解答チ:1
は
とかける。
これを解く。
分母を払うと、
負の指数は嫌いな人がいるので、正の指数にかきなおすと、
途中式
より
とかける。
解の公式より、
途中式
アドバイス
解の公式:
っていうのもあるけど、使わないことを薦めます。
この公式に頼ってしまうと、因数分解するのがおろそかになりがちだから。
これを憶える余裕があったら、英単語のひとつでも憶えた方がいいです。
なので
だけど、
より
は不適であることが分かる。
残る
が答えなので、これを
この式の両辺の底が
途中式
これを変形して、である。
解答ツ:5, テ:2
(2)
①~④の式をそれぞれ計算する。
①
なので、
である。
解答ト:0
②
なので、
である。
解答ナ:3
③
これを計算して、
解答ニ:1
④
となるけど、このふたつの式を見比べると、
であることが分かる。
解答ヌ:2
(3)
問題文に「
(1)で
が分かっているから、それを使うために、
(A)
左辺より、
右辺より、
左辺
(B)
左辺より、
右辺より、
左辺
(C)
左辺より、
右辺は(B)と同じなので、
左辺
(D)
左辺より、
右辺より、
左辺
以上より、つねに成り立つ可能性があるのは
(B)
だけ。
よって、正しい選択肢は①である。
解答ネ:1