大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 本試 数学ⅠA 第1問 [1] 解説
(1)
より
となる。
この式の左辺をたすきがけにより因数分解すると
→ | ||||
→ | ||||
より
とかける。
解答ア:2, イ:5, ウ:2
よって、①の解は
である。
(2)
式①に解の公式を使うと、
途中式
よりとかける。
となるから、これを整理して、①の解は
である。
解答エ:5, オ:6, カ:5, キ:4
解のうち大きい方を
なので、
と表せる。
この分母を有理化して、
途中式
である。
解答ク:5, ケ:6, コ:5, サ:2
式Bの赤い部分を考えると、
なので
より
とかける。
この式の各辺に
より
各辺を
より
と表せる。
これに式Bを代入すると
とかけるから、
を満たす整数
である。
解答シ:6
(3)
式Aより、①の解は
だった。
これが異なる二つの有理数である場合を求める。
この解の
緑の部分は有理数
つまり、赤い部分の√の中の
が、
よって、式Cは
以下の値をとる。
の9つある。
式Cがこの9つの値になるとき、①の解は有理数だ。
でも、式Cは偶数と奇数の和なので、必ず奇数。
よって、赤い4つは不適。
黒い5つから、
式C
のとき、
より
で条件に合う。
式C
のとき、
より
と分数になるので不適。
式C
のとき、
より
と分数になるので不適。
式C
のとき、
より
で条件に合う。
式C
のとき、式Dより
で条件に合う。
以上より、求める整数
解答ス:3