大学入学共通テスト 2021年(令和3年) 本試 数学ⅠA 第2問 [1] 解説
(1)
こういう問題は、分かりにくければ、文字ではなく数字で考えるとよい。
例えば
ストライドが
ストライドが
だ。
問題では、
ストライドが
である。
解答ア:2
つまり、タイムが分かる。
よって、
タイム
と表せる。
(2) イ~ク
まず、
問題文より、関係式は
となる。
また、この関数上に、問題文中の表の1回目~3回目の点
が存在する。
どの点を使って関数の式を求めてもいいんだけど、ここでは桁数が少ない2番目を使う。
以上より、求める関数のグラフは
傾きが
とかける。
これを整理して、関数の式は
と表せる。
解答イ:-, ウ:2, エ:4, オ:4
次は、
②式が成り立つ範囲は
式B | ||
式C |
だけど、これを
式Cに式Aを代入すると、
より
とかける。
これと式Bをあわせて、
である。
解答カ:2, キ:0, ク:0
(2) ケ~ソ
さらに、
とおいて、
式Eには
文字が多いと面倒なので、減らそう。
式Eに式Aを代入して
より
ができる。
式Dを定義域として、式Fの
式Fのグラフは
つまり、原点と
よって、
なので、式Fのグラフは、式Dの定義域に頂点が含まれる 上に凸の放物線だから、最大値は頂点だ。
以上をグラフで表すと、図Aのようになる。
以上より、
のとき。
解答ケ:2, コ:2, サ:0
このときのピッチ(
である。
解答シ:4, ス:4, セ:0
さらに、この
タイム
途中式
タイム$$タイム$$
タイム$$
となるので、該当する選択肢は
③
である。
解答ソ:3