大学入試センター試験 2017年(平成29年) 追試 数学ⅡB 第2問 解説
(1)
関数
解答ア:3, イ:1, ウ:0, エ:3
なので、
より
のとき。
途中式
以上より増減表を書くと、
- | |||||
となる。
表Aより、
極大値は
解答オ:1, カ:3, キ:3
また、表Aより、極小値は
である。
また、
なので、
である。
解答ク:-, ケ:1, コ:3
さらに、表Aより、
よって、
解答サ:1
(2)
接線
傾き
ここで、
である。
解答シ:3, ス:4
直線
は、
というわけで、連立方程式を解く。
二つの式で加減法をして、
|
|||||
より、方程式
ができる。
この方程式が
と因数分解出来るはず。
よって、これを展開した
と、式Bは同じ式であるはず。
なので、式Bと式Cの係数を比較して、
であることが分かる。
これを変形して、
となる。
解答セ:-, ソ:2, タ:3, チ:2, ツ:4
別解
上の方法がシンプルでお薦めなんだけど、連立方程式が
これに気づかなかったとき、接線の傾きやグラフ上の点の座標から解くと、次のようになる。
放物線
ここで、放物線
とかける。
これを変形して、
である。
解答セ:-, ソ:2, タ:3
さらに、放物線
これに式Dを代入して、
である。
解答チ:2, ツ:4
(3)
問題文より、放物線
ただし、軸の位置は図C通りとは限らない。
紫のグラフであれば、
になる。
放物線
に(2)の結果を代入して、
とかける。
となる。
解答テ:2, ト:2
ここで、
つまり
のとき、式E'は
となって成り立たない。
なので、
のときだけ考える。
すると、
なので、式E'の両辺を
である。
解答ナ:-, ニ:2, ヌ:0
以上より、
解答ネ:0, ノ:2
このことから、放物線
問題文中の式
とかける。
また、ネノより、放物線
(ただし、軸の位置は図D通りとは限らない。)
関数を定積分すると グラフと
なので、
よって、式Iは
とかける。
解答ハ:5
なので、このときの
上の式に式Fを代入して、
これを積分して、
両辺に
この式は因数分解出来ないから、しかたがないので解の公式だ。
なので、
は不適。
よって、求める
である。
解答ヒ:3, フ:8, ヘ:7, ホ:6