大学入試センター試験 2017年(平成29年) 追試 数学ⅡB 第1問 [2] 解説
(1)
真数条件より、真数は正なので
という式ができる。
アドバイス
指数・対数の問題では、まず底をそろえるのが基本。
ということで、まず底をそろえよう。
これを変形して
底の
である。
解答ツ:0
また、
底の
である。
解答テ:0
底の
式B
である。
解答ト:2
式Bの両辺に
これと式Aを辺々たして、
|
|||
この式の、底が
底
よって、
である。
解答ナ:0
(2)
ここで、
ちょっと式が簡単になった。
今は
のときを考えるんだけど、これをそのまま
なので、少し変形しておこう。
復習
だった。
これを憶えていれば、上の式は
と簡単に分かる。
この方法が思いつかないときは、ちょっと計算をしないといけない。
の式は変形出来ない。
理由は、右辺は対数で左辺はそうじゃないから。
なら、左辺も対数にしよう、ってのが基本的な考えだ。
なので、
だから、
である。
式Dを式Cに代入して、
途中式
となる。
解答ニ:5, ヌ:2, ネ:1
次に、
のときを考える。これを式Cに代入して、
より、方程式
ができる。これを解く。
式を簡単にするために、
解の公式より、
となる。
この
復習より、
である。
解答ノ:2, ハ:5
式Eからの別解
式Eの両辺の、底が
である。
解答ノ:2, ハ:5
(3)
(2)の最初に
ついでに、
ここで、
とかける。
以上を式C,式Fに代入すると
これを
ができる。
これを解くんだけど、右辺の
なので、これを代入して対数にしておこう。
これを変形して、
両辺の真数をとって、
両辺に
となる。
もう一息だ。
復習より、
解答ヒ:5, フ:2
式Gからの別解
式Gの、両辺の底が
解答ヒ:5, フ:2