大学入試センター試験 2015年(平成27年) 本試 数学ⅠA 第2問 [1] 解説

(1)

復習

60
逆・裏・対偶

復習から始めよう。
ABの逆は、AB
AB裏は、AB
ABの対偶は、AB
だった。

55
ド・モルガンの法則

よって(p1p2)(q1q2)の対偶は、
(q1q2)(p1p2)
ド・モルガンの法則を使って、
(q1q2)(p1p2)

解答ア:1

(2)

30個くらいの数字だから、全部数えてみよう。いろいろ考えるより手を動かした方が早いかも。

344
素数・合成数
・素因数分解

p1p2は、p1を○、p2を●とすると、

表A
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
0 ○● ○●
10 ○● ○●
20 ○●
54
共通部分・和集合

なので、p1p2は、

表B
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
0
10
20

アドバイス

表Aをつくるとき、p1を書き込み、それより2小さい数をp2だと考えると、29がp2に含まれるのを見落としてしまう。このタイプの問題のときには、定義域(この問題の場合は30以下)の端付近に要注意である。

344
自然数についての
倍数の判定法
55
補集合

q1q2は、q1を○、q2を●とすると、

表C
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
0 ○●
10 ○● ○●
20 ○●

なので、q1q2は、

表D
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
0
10
20
54
包含関係
59
条件と集合

今はp1p2q1q2の反例を探しているので、表Bにあって表Dにない数字が答えだ。
よって、反例は3, 29である。

解答イ:3, ウ:2, エ:9