大学入試センター試験 2014年(平成26年) 本試 数学ⅡB 第3問 解説
問題を解く準備
問題を解く前に
(1)
表Aより、
解答ア:1, イ:5
解答ウ:2, エ:8
階差数列の一般項は、等差数列の一般項の式より、
解答オ:4, カ:5
復習
階差数列からもとの数列の一般項を求める式は、
もとの数列を
階差数列を
とすると、
だった。
なので、
である。
これは
解答キ:2, ク:2, ケ:3, コ:1
(2)
これに
である。
解答サ:6, シ:3, ス:5
次に③だけど、②と見比べると
①より、
これに
②に式A・Bを代入して、
となる。
解答セ:2, ソ:1, タ:5
ここで、問題文は
とおき、これを用いて③を変形せよという。
変形後の式を見ると
④より、
これを③に代入すると、
分母を払って、
となり、変形後の式ができる。
解答チ:5, ツ:3
⑤はちょっと悩むと思うけど、
アドバイス
マークシート試験で悩んだときは、上を見て、下を見る。つまり、これまでに解いたことを振り返り、それでも分からなければ先を読む。
今回は先を読もう。
とおくと、
になるらしい。
ここからテを逆算しよう。
を
に代入して、
これを式Cと見比べると、
であることが分かる。
解答テ:3
次は、
なので、
④より
なので、
問題文より
である。
解答ト:6
以上より、
ここから
だと分かる。
この部分の計算については、以下の解説で説明する。問題の流れだけ追いたいひとは飛ばしてもらっても大丈夫。
解説
⑤と
これを④に代入すると、
となる。
式Dの数列の和を求める。
式Dは、見るからに部分分数に分けてたし算をすると、セットで消えるタイプの数列だ。
分母の
両辺を
より、
である。
解答ナ:3, ニ:3
このことから、
セットで消えて、最初と最後の分数だけ残る。
通分して、
となる。
解答ヌ:2, ネ:2, ノ:3