大学入試センター試験 2014年(平成26年) 本試 数学ⅠA 第3問 解説
ア~サ
正弦・余弦・正接
まず△ABCの図を描くのだけれど、その前に
これをこの問題にあてはめて考えると、△ABCは図Aの直角三角形を2個くっつけた、図Bの三角形であることが分かる。
図ができたところで、問題にかかろう。
図Bより、
解答ア:4
160余弦定理
三角形
解答イ:7, ウ:8
142三角比の相互関係(1)
解答エ:1, オ:5, カ:8
160正弦定理
次は外接円の半径
三角形ABCに正弦定理を使って、
分母分子を
解答キ:8, ク:1, ケ:5, コ:1, サ:5
(1)
点がかなり増えたので、いったん図を整理した。(図C)
この部分は、解法が十分説明になるので、どんどん解いてゆく。
282三角形の角の二等分線と比
なので、
解答シ:8, ス:3
△ABEで余弦定理を使うと、
通分して、
共通因数を出して
解答セ:2, ソ:1, タ:0, チ:3
なので、
解答ツ:2, テ:1, ト:0, ナ:5
(2)
ここまでで図を整理すると、図Dになる。
三角形の面積比(相似)
問題の△EBC(赤い三角形)と△EAF(青い三角形)は相似で、相似比は
面積比は相似比の2乗なので、
となるから、
解答ニ:5, ヌ:8
(3)
図Eの3本の赤い線の長さを比べるのだけれど、それぞれが2辺となっている三角形を考える。
まず、FAとFCについて考えよう。
三角形は△FAC(緑の斜線の三角形)を使うしかないから、∠FACと∠FCAの大小が分かればよい。
BFは∠ABEの二等分線なので、
∠FBA=∠FBC
同じ弧の円周角は等しいので、
∠FBA=∠FCA
∠FBC=∠FAC
以上より、図Eの●をつけた角はすべて等しい。
よって、
∠FAC=∠FCA
となるので、
FA=FC
次に、FAとFDについて考える。
三角形は△FAD(青い斜線の三角形)を使うしかないから、∠FADと∠FDAの大小が分かればよい。
AHは∠BACの二等分線なので、
∠BAH=∠CAH
∠CAH=○とすると、
△ABHに注目すると、
なので、
○+●+●
△DBHに注目すると、
対頂角は等しいので、
よって、
∠FAD=∠FDA
となるので、
FA=FD
以上より、
FA=FC=FD
であることが分かる。
解答ネ:4