大学入試センター試験 2012年(平成24年) 本試 数学ⅡB 第2問 解説
(1)
曲線
これに点Pの
傾きが
となる。
これを整理して、
解答ア:2, イ:2, ウ:3
放物線
点Pにおける放物線
これに点Pの
点Pにおける曲線
となる。
式Aと式Bの連立方程式を解く。
式Bより、
これを式Aに代入して、
解答エ:2, オ:2, カ:-, キ:2, ク:2
「以下、
放物線Dの式は
となる。
(2)
放物線
となる。
解答ケ:-, コ:2, サ:2
次は、定数項に文字を含む高次方程式の、実数解の個数の問題だ。
このタイプの問題は、決まった解き方をするので憶えておこう。
詳しくはこのページ参照。
まず、方程式の解を求める文字が
となる。
これを、連立方程式
と考えて、2つの式の共有点の数を求める方針で解こう。
まず②'の上側の式のグラフを描く。
微分して、
②'の上側の式に
|
- | - | |||
---|---|---|---|---|---|
|
となる。
表Bより、
解答シ:0, ス:0, セ:1, ソ:3, タ:1, チ:2, ツ:7
表Bからグラフを描くと、図Cができる。
このとき、②'の2つのグラフは3点で交わる。
よって、②を満たす
解答テ:3
(3)
放物線Dの頂点が
であればよい。
これを計算すると、
途中式
より、
である。
解答ト:0, ナ:4, ニ:9
となり、これが
式E
となり、これが
という計算をするのは.....嫌だねぇ。
計算してみると分かるけど、式Fは
という式になる。こんな計算は絶対にしたくないので、もっと楽な方法を考えよう。
2つの放物線の頂点の
復習
だった。
これを使おう。
式Eと復習より、
途中式
となるから、
よって、交点の
である。
また、面積を求める斜線の図形は左右対称になるから、左半分(紫色に見えるけど青い部分)と右半分(緑色の部分)の面積は等しい。
なので、左半分の面積を求めて2倍する方針で解こう。
図Dの青い部分の面積を2倍すると、求める面積
となる。これを計算するのだけれど、ヌネノを見ると答は因数分解した形になっているので、
この式を積分して、
途中式
である。
解答ヌ:4, ネ:1, ノ:0