大学入試センター試験 2011年(平成23年) 追試 数学ⅡB 第3問 解説
ア~エ
漸化式を
とする。
式Aの
なので、
解答ア:5, イ:8
また、式Aの
なので、
解答ウ:2, エ:5
オ~セ
問題文中の
を計算するのだけど、まずΣの中の
を作ろう。
式Aの
となる。どこかで見た形だ。
復習
みたいな数列の和は、それぞれの項を部分分数に分けて、
より、
この例では部分分数を
のような場合だと、分母の2つの数の差は
で
となる。
ということで、復習の方法で式Cの右辺を部分分数に分けよう。
分母の2つの数、
とかける。
これを式Bに代入して、
となる。
解答オ:2, カ:1, キ:1
Σの公式に分母に
なので、上の復習の方法を使う。
式DのΣの部分を、Σを使わずに書くと、
これを式Dに代入して、
解答ク:2, ケ:1
次の
でも同じことをしよう。
式Aの
右辺を部分分数に分けて、
これを式Eに代入して、
式F
となる。
解答コ:4, サ:1
式FのΣの部分は
なので、これを式Fに代入して、
途中式
となる。
解答シ:3, ス:4, セ:1
ソ~テ
これまでの結果から、
であることが分かった。
なので、
右辺を通分して、
途中式
となる。
同様に、
だけど、
となるから、式Gより、
途中式
である。
解答ソ:-, タ:2, チ:2, ツ:1, テ:4
ト~ヌ
ここで、
なので、
式I
である。
式H,式Iの右辺は
式Hの場合、
なので、
より
である。
これを式Hに代入して、
途中式
式Iの場合、
なので、これを式Iに代入して、
途中式
となるから、
である。
でも、この式は問題文中の(*)の式には入らない。
なので、(*)の式に合うように、もう少し変形しないといけない。
途中式
途中式
と変形すると、
と表せる。
かなり近くなったけど、赤い部分が違う。
とすると、
と書ける。
これで(*)の式の形になった。
解答ト:2, ナ:1, ニ:1, ヌ:4
(*)は、偶数のときと、
これに
よって、(*)はすべての自然数