大学入試センター試験 2011年(平成23年) 追試 数学ⅡB 第1問 [2] 解説

タ~ナ

まず、2倍角の公式の復習をしよう。

公式

sin2θ=2sinθcosθ
cos2θ=cos2θsin2θ
cos2θ=12sin2θ
cos2θ=2cos2θ1
tan2θ=2tanθ1tan2θ

公式より、
tan2θ=2tanθ1tan2θ式A

解答タ:2, チ:1

式Aのθ2θを代入して、
tan4θ=2tan2θ1tan22θ
これに式Aを代入して、
tan4θ=22tanθ1tan2θ1(2tanθ1tan2θ)2

途中式 tan4θ=4tanθ1tan2θ14tan2θ(1tan2θ)2
右辺の分母分子に(1tan2θ)2をかけて、
tan4θ=4tanθ(1tan2θ)(1tan2θ)24tan2θ=4tanθ4tan3θ12tan2θ+tan4θ4tan2θ
tan4θ=4tan3θ+4tanθtan4θ6tan2θ+1
となる。

解答ツ:4, テ:4, ト:6, ナ:1

ニヌ

①より
tan4θ=12tanθ
なので、②は
4tan3θ+4tanθtan4θ6tan2θ+1=12tanθ

途中式 4tan3θ+4tanθtan4θ6tan2θ+112tanθ=0
両辺を2倍して、
8tan3θ+8tanθtan4θ6tan2θ+1tanθ=0
通分して、
{(8tan3θ+8tanθ)tanθ(tan4θ6tan2θ+1)}tan4θ6tan2θ+1=0
tanθ{(8tan2θ8)+(tan4θ6tan2θ+1)}tan4θ6tan2θ+1=0
tanθ(tan4θ+2tan2θ7)tan4θ6tan2θ+1=0
両辺に1をかけて、
tanθ(tan4θ+2tan2θ7)tan4θ6tan2θ+1=0
となる。

解答ニ:2, ヌ:7

ネ~ヒ

問題文より、
π8<θ<38π
なので、0<tanθより、
tanθ0
だから、③が成り立つためには
tan4θ+2tan2θ7=0式B
かつ
tan4θ6tan2θ+10式C
でないといけない。

ここで
tan2θ=X
とおくと、式B,式Cは
X2+2X7=0式B' X26X+10式C' とかける。

式Bを解いて、
X=2±224(7)2

途中式 X=2±21+72=1±8
X=1±22
X=tan2θなので、0<Xだから、
X=1+22
である。
これは、式C'を満たす。

このXをもとにもどして、
tan2θ=1+22式D
tanθ=±1+22
だけど、0<tanθなので、
tanθ=1+22
である。

解答ネ:1, ノ:2, ハ:2


π6π4π3tanを考えると、
tanπ6=13
なので、
tan2π6=13
tanπ4=1
なので、
tan2π4=1
tanπ3=3
なので、
tan2π3=3
となる。

一方、式Dより、
tan2θ=1+22
だけど、21.4くらいの数なので、
tan2θ1+2.8=1.8 である。

また、
π8<θ<38π
の範囲で、tanθは正の値で単調に増加する。

以上より、
tan2π4<tan2θ<tan2π3
なので、
π4<θ<π3
である。

解答ヒ:2