大学入試センター試験 2011年(平成23年) 追試 数学ⅠA 第3問 解説
ア~キ
3辺の長さが分かっていて、ひとつの角の
図Aで余弦定理を使って、
となる。
解答ア:1, イ:5
である。
解答ウ:2, エ:6, オ:5
△
△
△
△
である。
解答カ:6, キ:6
別解
3辺の長さの和が偶数なので、ヘロンの公式で直接面積を求めても面倒な計算にはならない。
なので、、次のような解き方もできる。
問題の流れとは逆なので、ミスを招くかも知れないからおすすめはしないけれど。
とすると、ヘロンの公式より、
△
△
△
△
△
である。
解答カ:6, キ:6
△
となる。
解答ウ:2, エ:6, オ:5
ここで、
である。
解答ア:1, イ:5
(1)
復習
三角形の内接円の半径を求める公式は一つしかなくて、
三角形の面積を
だった。
なので、内接円の半径を
△
である。
解答ク:2, ケ:6, コ:3
また、内接円
よって、
また、
なので、
である。
解答サ:2
(2)
問題文の説明はちょっとややこしいけれど、図にすると図Bのようになって、円Pは△
傍接円の性質は特に憶える必要はない。
ここでは次の復習の性質を使う。
復習
円外の点から円に二本の接線を引いたとき、点からふたつの接点までの距離は等しい(図C)。
復習の性質より、
式Bより、
これと式Aを辺々たして、
なので、
である。
解答シ:4
これを式Aに代入して、
なので、
となる。
解答ス:3
である。
解答セ:9
ここで、△
である。
よって、
である。
解答ソ:2, タ:9
また、
となる。
解答チ:3, ツ:6
(3)
図がごちゃごちゃしてきたので、図Eに必要な情報だけ整理した。
図E中、線分
このオレンジの円と線分
また、点
接点までの距離を聞かれているので、まず方べきの定理を疑おう。
図E中の赤い2本の線に方べきの定理を使うと、
となる。
図Eの青い三角形と緑の三角形は合同なので、
である。
スより
だから、
である。
これを式Cに代入して、
となる。
解答テ:7