大学入試センター試験 2011年(平成23年) 本試 数学ⅡB 第3問 解説

ア~サ

図A
大学入試センター試験2011年本試 数学ⅡB第3問 解説図A

x1=1x2=2x3x1x23:1に内分する点の座標なので、
x3=x1+3x23+1=1+323+1=74 である。

解答ア:7, イ:4


大学入試センター試験2011年本試 数学ⅡB第3問 解説図

{yn}{xn}の階差数列なので、
y1=x2x1=21=1 である。

解答ウ:1

ここで、漸化式の基本の復習をしておこう。

復習

漸化式の基本の形は4つあって、
pn+1=pn+d
公差dの等差数列
pn+1=rpn
公比rの等比数列
pn+1=pn+f(n)
階差数列の一般項がf(n)
pn+1=αpn+β
pn+1γ=α(pnγ)の形にして解く
だった。

問題文のエオの式を見ると、{yn}の漸化式は
yn+1=ryn
の形。
これは等比数列の漸化式なので、{yn}は等比数列であることが分かる。

なので、y2が分かれば、
y2=ry1
なので、
r=y2y1
から公比rが求められる。
なので、y2だけ求めよう。

y2=x3x2=742=14

r=y2y1=141=14 である。

解答エ:-, オ:1, カ:4

以上より、{yn}は初項が1,公比r14の等比数列なので、
yn=y1rn1=(14)n1 である。

解答キ:0


復習

階差数列{bn}の一般項が分かっているとき、もとの数列{an}の一般項は、
an=a1+k=1n1bk(2n)
だった。

復習より、2nのとき、
xn=x1+k=1n1yk=1+k=1n1(14)k1=1+1(14)n11(14)

途中式 xn=1+1(14)n154=1+45{1(14)n1}=1+4545(14)n1
xn=9545(14)n1
である。
これはn=1のときも成り立つ。

解答ク:9, ケ:5, コ:4, サ:0

シ~ナ

r=|14|
とすると、
|yn|=y1rn1=1rn1=rn1 と書ける。

アドバイス

ここからは(等差数列×等比数列)の形の数列の和を求める、お決まりのパターンだ。
お約束の解き方なので、確実に憶えておこう。

Sn=k=1nk|yk|
を分解して書くと、
Sn=1|y1|+2|y2|++(n1)|yn1|+n|yn|=1r0+2r1++(n1)rn2+nrn1 この両辺にrをかけると、
rSn=1r1+2r2++(n1)rn1+nrn
である。

式Aから式Bを引くと、

Sn = 1r0 + 2r1 + + nrn1
) rSn = 1r1 + + (n1)rn1 + nrn
SnrSn = 1r0 + 1r1 + + 1rn1 nrn

となる。

SnrSn=1r0+1r1++1rn1nrn
の赤い部分は、初項1,公比r,項数nの等比数列の和だから、
k=1nrk1
と表せる。
よって、式Cは
SnrSn=k=1nrk1nrn式C'
となる。

解答シ:1, ス:1

式C'を計算して、
(1r)Sn=1rn1rnrn
ここで、
r=|14|=14 なので、
(114)Sn=1(14)n114n(14)n

途中式 34Sn=1(14)n34n(14)n=43{1(14)n}n(14)n Sn=(43)2{1(14)n}43n(14)n=169{1(14)n}n34(14)n=169{1(14)n}n3414(14)n1 より
Sn=169{1(14)n}n3(14)n1
である。

解答セ:1, ソ:6, タ:9, チ:4, ツ:1, テ:3, ト:4, ナ:0