大学入試センター試験 2011年(平成23年) 本試 数学ⅠA 第4問 解説

ア~エ

さいころを投げて4以下の目が出るので、
p=46=23

解答ア:2, イ:3

5以上の目が出るのは、
q=26=13

解答ウ:1, エ:3

別解

qpの余事象なので、
q=1p=13 である。

解答ウ:1, エ:3

(1)

ここで、反復試行の確立の復習をしておこう。

復習

確率pで起こる事象が、n回の試行でm回起こる確率は、
pm(1p)nmnCm
だった。

復習より、4以下の目が8回中3回出る確率は
p3(1p)838C3
である。
ここで、1p=qなので、
8C3p3q5=876321p3q5=87p3q5=56p3q5 となる。

解答オ:5, カ:6

1回目に4以下の目が出る確率は
p式B

次の7回で4以下の目が2回出る確率は、復習より
p2q727C2=7621p2q5=73p2q5=21p2q5

なので、1回目に4以下の目が出、続く7回で4以下の目が2回出る確率は、式B×式Cより、
p×21p2q5=21p3q5
である。

解答キ:2, ク:1

オカより、4以下の目が8回中3回出る確率は
56p3q5
キクより、4以下の目が8回中3回出、1回目は4以下の確率は
21p3q5
よって、4以下の目が8回中3回出、1回目は5以上の確率は
56p3q521p3q5=35p3q5
である。

解答ケ:3, コ:5

別解

余事象を使わずに、確率を直接求めると次のようになる。

1回目に5以上の目が出る確率は
q式D

次の7回で4以下の目が3回出る確率は、復習より
p3q737C3=765321p3q4=75p3q4=35p3q4

なので、1回目に4以下の目が出、続く7回で4以下の目が2回出る確率は、式D×式Eより、
q×35p3q4=35p3q5
である。

解答ケ:3, コ:5

(2)

式Aより、オカ
8C3=876321=87
これと同じものを探す。
nCm=nCnmなので、
=④,①=⑤,②=⑥,③=
となるから、⓪~③だけ考えよう。

⓪は、
7621765321=7375
なので、不適。

①は、
818721=847
なので、不適。

②は、
7621+765321=73+75=7(3+5)=78 なので、これが答だ。

すでに答は見つかっているけど、念のために③も計算しておく。
③は、
81+8721=8+47=4(2+7)=49 なので、不適。

解答サ:2, シ:6(順不同)

(3)

得点が6点になるのは、6回目に初めて4以下の目が出て、4以下の目は3回出るとき。
さいころは8回投げるので、このとき、目の出方は
5以上,5以上,5以上,5以上,5以上,4以下,この後4以下が2回
の順。
よって、確率は
q5p×p22C2=p3q5
である。

解答ス:3, セ:5

得点が3点になるのは、3回目に初めて4以下の目が出て、4以下の目は3回出るとき。
このとき、目の出方は
5以上,5以上,4以下,この後4以下が2回・5以上が3回
の順。
よって、確率は
q2×p×p2q35C2=5421p3q5=10p3q5 である。

解答ソ:1, タ:0


得点が1点となる確率は、キクより
7C2p2q5=21p3q5
得点が3点となる確率は、ソタより
5C2p2q5=10p3q5
得点が6点となる確率は、より
2C2p2q5=p3q5
なので、
得点が2点となる確率は、
6C2p2q5=15p3q5
得点が4点となる確率は、
4C2p2q5=6p3q5
得点が5点となる確率は、
3C2p2q5=3p3q5
であると考えられる。

また、オカより、得点が0点でない確率は、
56p3q5
である。

以上から確率分布表を書くと、表Aができる。

表A
得点 1 2 3 4 5 6
確率 21p3q5 15p3q5 10p3q5 6p3q5 3p3q5 p3q5 56p3q5

確率分布表を書く部分の別解

上の解説では、得点と確率の間の規則性を見つけて解いたけれど、規則性を使わずに解くと次のようになる。

得点が1点となる確率は、キクより
21p3q5

得点が2点になるのは、、2回目に初めて4以下の目が出て、4以下の目は3回出るとき。
このとき、目の出方は
5以上,4以下,この後4以下が2回・5以上が4回
の順だ。

よって、確率は
q×p×p2q46C2=6521p3q5=35p3q5=15p3q5

得点が4点になるのは、4回目に初めて4以下の目が出て、4以下の目は3回出るとき。
このとき、目の出方は
5以上,5以上,5以上,4以下,この後4以下が2回・5以上が2回
の順だ。

よって、確率は
q3×p×p2q24C2=4321p3q5=23p3q5=6p3q5


以上より、得点が
1点の確率は、21p3q5 2点の確率は、15p3q5 3点の確率は、10p3q5 4点の確率は、6p3q5 6点の確率は、p3q5 である。

また、得点が0点でない確率は、オカより
56p3q5
なので、得点が5点の確率は
56p3q521p3q515p3q510p3q56p3q5p3q5=3p3q5
となる。

以上から確率分布表を書くと、表Aができる。

表A
得点 1 2 3 4 5 6
確率 21p3q5 15p3q5 10p3q5 6p3q5 3p3q5 p3q5 56p3q5

確率分布表より、得点の期待値は
1×21p3q5+2×15p3q5+3×10p3q5+4×6p3q5+5×3p3q5+6×p3q5

途中式 =(1×21+2×15+3×10+4×6+5×3+6×1)p3q5=3(7+2×5+10+4×2+5+2)p3q5
=342p3q5式F
とかける。

ここで、より
p=23 q=13 なので、式Fは
342(23)3(13)5=3422338

途中式 342(23)3(13)5=33142338=142336
342(23)3(13)5=112729
となる。

解答チ:1, ツ:1, テ:2, ト:7, ナ:2, ニ:9