大学入試センター試験 2013年(平成25年) 追試 数学ⅠA 第3問 解説

ア~ス

図A
大学入試センター試験2013年追試 数学ⅠA第3問 解説図A

Cの角の三角比は、3辺の長さが分かっているから、余弦定理より、
AB2=BC2+CA22BCCAcosACB
(23)2=62+32263cosACB
cosACB=62+32(23)2263
cosACB=612

解答ア:6, イ:1, ウ:2

sin2θ+cos2θ=1より、
sin2ACB+(612)2=1
sin2ACB=1226122
sin2ACB=623122

0<sinACBより、
sinACB=13812

解答エ:1, オ:3, カ:8, キ:1, ク:2

この流れで外接円の半径なので、円Oの半径をRとすると、正弦定理より、
2R=ABsinACB
2R=2313812
R=313812
R=123138
R=1246
分母を有理化して、
R=64623

解答ケ:6, コ:4, サ:6, シ:2, ス:3

(1)

図B
大学入試センター試験2013年追試 数学ⅠA第3問 解説図B

XY∥BCより、平行線の錯角は等しいので、
∠XAB=∠ABC

解答セ:1

接弦定理より、
∠XBA=∠ACB

解答ソ:2

2角が等しいから、△XAB∽△ABCなので、
∠AXB=∠BAC

解答タ:0

△XAB∽△ABCより、
AX:AB=AB:BC
AX:23=23:6
6AX=12式A
AX=26式A'
となる。

解答チ:2, ツ:6

(2)

同様に、△YCA∽△ABCなので、
AY:CA=CA:BC
AY:3=3:6
6AY=9式B
AY=96
AY=362式B'

解答テ:3, ト:6, ナ:2

また、XY∥BCなので、
△PDC∽△PAY
△PBD∽△PXA
で、この2組の相似な三角形の相似比は等しい。
よって、
DCBD=AYXA式C
DCBD=6AY6AX式C'

式A・Bより、
DCBD=912
DCBD=34

解答ニ:3, ヌ:4

アドバイス

式Cに式A'・B'を代入するより、式C'のように変形して式A・Bを代入した方が計算が楽。
機械的に最後まで変形した値を代入するのではなく、途中式も含めて計算しやすい形を使おう。

よって、BD:DC=4:3なので、
DC=37BC
DC=367

解答ネ:3, ノ:6, ハ:7

△ACDで、余弦定理より、
AD2=AC2+DC22ACDCcosACB
AD2=32+(367)223367612
AD2=32+32672337
AD2=(37)2(72+67)
AD2=(37)248
0<ADなので、
AD=3487
AD=3487
AD=1237
である。

解答ヒ:1, フ:2, ヘ:3, ホ:7