大学入試センター試験 2013年(平成25年) 本試 数学ⅠA 第4問 解説

(1)

一の位の選び方は、1・2・3・4の4通り。
十の位の選び方も、1・2・3・4の4通り。
百の位も、千の位も、選び方は4通り。
よって、
44=256通り。

解答ア:2, イ:5, ウ:6

(2)

1・2・3・4の4個の数字を一列に並べればよいから、
4!=24通り。

解答エ:2, オ:4

(3)

(i)

異なる4個の数字から2個選ぶので、
4C2=6通り。

解答カ:6

(ii)

異なる4つの場所から2か所選ぶので、
4C2=6通り。

解答キ:6

(iii)

数字を選び、場所を選び、一回の試行の中で両方するのでかけ算。
6×6=36通り。

解答ク:3, ケ:6

(4)

(i)

4つとも同じ数字になるのは、
全部1
全部2
全部3
全武4
の4通り。

よって、確率は、
144×4=143=164

解答コ:1, サ:6, シ:4

2回現れる数字が二つあるときは、(3)より36通り。
よって、確率は
6244=3243=964

解答ス:9, セ:6, ソ:4


(ii)

3回現れる数字と、1回だけ現れる数字の選び方は、
左の数字を3回現れるもの、右の数字を1回だけ現れるものとすると、2個の数字を一列に並べる場合と同じなので、
4P2=43通り。

一・十・百・千の位の3か所に同じ数字を置くと考えると、数字の置き方は
4C3=4通り。

数字を選び、場所を選び、一回の試行の中で両方するのでかけ算。
43×4=423通り。

よって、確率は、
42344=342=316

解答タ:3, チ:1, ツ:6

これまでの問題の流れを振り返ると、
(1)ですべての場合
(2)で0点の場合
(4)で9点と3点と2点の確率
を、それぞれ求めた。
分からないのは1点の確率だけなので、1点以外の確率を全部たして1から引こう。

0点の確率は4!44なので、
1点の確率をPとすると、
P=1(4!44+143+943+342)
P=1(3243+143+943+3443)
P=12843
P=1742
P=42742
P=916

解答テ:9, ト:1, ナ:6


(iii)

以上より度数分布表をかくと、

表A
得点
確率 643 942 342 943 143 1

表Aより、期待値E
E=1942+2342+3943+9143
343でくくって、
E=343(34+24+9+3)
E=34332
E=32

解答ニ:3, ヌ:2